科目名 | 電子物性 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 准教授 八方 直久 | ||
履修時期 | 前期(集中) | ||
履修対象 | 3年次以上 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 情報技術を材料面から支える情報物性工学についての解説を通して,物性物理の基礎的概念である量子論とそれを半導体に適用する方法を学び,量子論的な基本法則と概念を理解する.また,情報科学系学生として必要な物性物理的な考え方,および,それを応用する力を身につける. | ||
到達目標 |
・用語,公式,法則,定理等を理解できる.【知識1,知識2,技能1】 ・課題の内容を適切に把握し,その課題を解くための公式,法則,定理等を適切に選ぶことができる.【思考力・判断力】 ・用語,公式,法則,定理等を適切に使用して説明できる.【表現力】 |
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受講要件 | 特になし. | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
・事前学習は特に課さない. ・事後学習として、課題に取り組み、提出課題を完成させる.(学修時間:週120分) |
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講義内容 |
1 序論(結晶、量子力学の基礎的な話) 2 水素原子(古典論) 3 水素原子(量子論) 4 シュレーディンガー方程式 5 スペクトル 6 水素原子のまとめ 7 分子 8 固体 9 結晶 10 結晶構造解析 11 バンド構造(伝導体と価電子帯) 12 バンド構造(不純物準位,pn接合) 13 半導体・誘電体 14 磁性・超伝導 15 まとめ |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
評価方法:課題提出 100% 評価基準:秀,優,良,可,不可の基準は,学生便覧記載のとおりとする. ・電子物性に関する課題を解くための公式,法則,定理などを,正しく選択できている. ・適切な公式,法則,定理などを用いて,説明や議論ができている. ・適切な公式,法則,定理などをもとに,論理的に正しい式の展開ができている. |
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教科書等 |
【教科書】: 特になし。 【参考書】: (1) 佐道恒太郎、「固体物理」、裳華房 (2) 宮入圭一・橋本佳男、「やさしい電子物性」、森北出版 (3) 入江泰三・遠藤三郎、「半導体基礎工学T」、工学図書 (4) 入江泰三・遠藤三郎、「半導体基礎工学U」、工学図書 (5) 大場勇治郎・池崎和男・桑野博・松本智、「電子物性基礎」、電気学会 (6) 小長井誠、「半導体物性」、培風館 |
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担当者プロフィール |
物性物理学を専攻。原子スケールのホログラフィー技術の開発と,その応用に取り組んでいる. 研究室 :情報棟4階437号室 相談時間:随時受け付けますが,まずはメール連絡をお願いします. 連絡先 :メールは,WebClassから担当教員宛に送ることができます. |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 出題回以降の授業で解説する. | ||
アクティブ・ラーニング | PBL(Problem-based Learning),調査活動 | ||
キーワード | 半導体,結晶工学,量子力学 | ||
備考 |