科目名 情報工学実験T
単位数 1.5
担当者 情報工学専攻 講師 新浩一(代表教員)、准教授 ルカックマーティン、講師 谷川 一哉、助教 岩垣剛、助教 窪田昌史、助教 児島彰、助教 小林 真
履修時期 前期(第1ターム)
履修対象 3年
講義形態 実験
講義の目的 Arduinoというマイコンボードを使って、プログラム可能なa3piロボットカー(自走する車)にプログラムを書き込み動かす。照度や温度のセンサ値を測定しながら、光センサからの値を判断してライントレースを行うようなプログラムを作成する。課題では、走行コースにて各人のスコアを競う。実験で学ぶ具体的なスキルとしては、組込みプログラミング(C/C++言語)、マイコンの基礎、センサ値取得、周辺デバイス制御、アルゴリズムとデータ構造などがある。
到達目標 ・実機におけるプログラミングを通して,簡単なコンピュータのアーキテクチャ(マイコン)の動作を具体化できる。【技能1】
・利用者(ユーザ)になるためではなく、モノを作る技術や理論を体系的に習得する。【知識2,技能1】
・コンテストを通じて習得した技術をシステムとして表現できる。【表現力,主体性,思考力・判断力】
受講要件 コンピュータアーキテクチャを受講していることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため、履修取消は原則不可です。
事前・事後学修 事前学修:実験資料を読んでおく。また、分からない専門用語などがあれば、調べておく。
事後学修:実験で学んだ内容や取り組んだ課題についてまとめ、レポートを作成する。
講義内容 1.ガイダンス、実験のゴール説明、arduino開発環境や実験機材の使い方
2.M5stack上の描画操作のプログラミング
3.M5stack上の入出力操作のプログラミング
4.e3piロボットカーの基本的なプログラミング
5.センサからのデータ取得とロボットカーの動作への適用
6.課題:設計、実装
7.課題:実装、テスト
8.課題:コンテスト(個人戦)
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 ・授業参加度 5%
・コンテストでのプレゼンテーション 20%
・レポート 75%
教科書等 教科書:
資料を授業の際に配付する。

参考書:
(1) 「ESP32&Arduino 電子工作 プログラミング入門」,藤本壱著,技術評論社,2020
(2) 「Androidアプリ開発の教科書 Java対応 (第3版)」,齊藤 新三 (著),山田 祥寛 (監修),翔泳社, 2023
(3) 「Android Studioパーフェクトガイド Kotlin/Java対応版」, 横田 一輝 (著), 技術評論社, 2019
(4) 「TECHNICAL MASTER はじめてのAndroidアプリ開発 Java編」,山田 祥寛 (著),秀和システム, 2022
(5) 「基礎C言語」, 株式会社アンク, ?インプレス
(6) 「新・明解C言語 入門編 第2版」, 柴田 望洋, SBクリエイティブ
(7) 「技術レポート作成と発表の基礎技法(改訂版)」,野中謙一郎他著,コロナ社,2018
また、コンピュータ基礎、プログラミングI,II、コンピュータアーキテクチャ、情報ネットワークなどの講義で使用した教科書や参考書。
なお、M5StackとAndroidについては多くの情報がWebからも入手できる。
担当者プロフィール 担当者の詳しいプロフィールは以下の情報科学研究科のホームページを参照してください。
http://www2.info.hiroshima-cu.ac.jp/about/organization/staff.html
実験内容やレポートなどに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。
講義に関連する実務経験 ・窪田昌史:1993年4月〜1995年1月 日本IBM株式会社に勤務(情報システム開発業務に従事)
課題や試験に対するフィードバック ・提出したレポートは後日講評する。
アクティブ・ラーニング PBL
キーワード 組込みプログラミング(C/C++言語)、マイコンの基礎、センサ値取得、周辺デバイス制御、アルゴリズムとデータ構造
備考