科目名 知能工学実験U
単位数 3.0
担当者 准教授 黒木 進(代表教員)、梶山 朋子、宮崎 大輔,講師 馬場 雅志,講師 鈴木 祐介
履修時期 後期
履修対象 3年次
講義形態 実験
講義の目的 この科目では2つのテーマについて学ぶ。それぞれの目的は下記のとおりである。
実験U−1(コンピュータグラフィックス実験)
コンピュータグラフィックス(CG)とは、計算機内部に保持する3次元形状モデルから2次元の画像を生成する技術である。Java言語を利用したプログラミングを通して、CGに関する知識・原理を理解する。
実験U−2(データマイニング実験)
大量のテキスト集合を分析し有用な情報を得ることを目指すことをテキストマイニングという。テキストマイニングのプログラムを作って分析する過程を通してその考え方を理解する。
到達目標 この科目で行う2つのテーマの到達目標はそれぞれ下記のとおりである。
実験U−1(コンピュータグラフィックス実験)
コンピュータグラフィックスに関する基本的な知識・原理を習得し、3次元CGプログラミングによる演習を通じ、基本的なCG画像を作成できる。【知識2、技能1、思考力・判断力、表現力、主体性】
実験U−2(データマイニング実験)
テキストマイニングを例題としてデータの解析を行うことができる。【知識2、技能1、思考力・判断力】
受講要件 「知能工学実験T」の単位を取得していることが望ましい。同時に、講義科目「コンピュータグラフィックスT、U」と「データマイニング」を受講していることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため。
事前・事後学修 教科書をよく読み、実験内容について予習する。
大学の演習室等を利用し、授業時間外もプログラミング演習課題に取り組む。
講義内容 実験U−1(コンピュータグラフィックス実験)(第1〜7週)(宮崎、馬場)

1 講義の概要と導入、座標変換、マトリックス、3次元の表示
2 ポリゴンモデル、隠面消去
3 光学的モデルとシェーディング
4 レイトレーシング法
5 マッピング
6 形状表現
7 自由作品制作

中間まとめ(第8週)(全担当教員)

実験U−2(データマイニング実験)(第9〜15週)(梶山、黒木、鈴木)
1 統計解析プログラミング(変数、制御構造)
2 統計解析プログラミング(関数)
3 自然言語処理プログラミング
4 日本語テキスト処理
5 経済レポートの分析と予測
6 頻出する内容語の抽出とその関連性
7 単語のネットワークとその分析
※授業の順序は変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 レポート提出により行う。(実験U−1、実験U−2それぞれ50%)
但し、実験U−1、実験U−2のそれぞれで合格することが必要である。
教科書等 実験U−1(コンピュータグラフィックス実験)
教科書:
小笠原祐治:Javaによる簡単実習3次元CG入門、森北出版
参考書:
コンピュータグラフィックス編集委員会編:コンピュータグラフィックス、画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)
野中謙一郎(他):技術レポート作成と発表の基礎技法(改訂版)、コロナ社
実験U−2(データマイニング実験)
教科書:
資料を配布する。
参考書:
石田基広:Rによるテキストマイニング入門第2版、森北出版
野中謙一郎(他):技術レポート作成と発表の基礎技法(改訂版)、コロナ社
担当者プロフィール 授業内容や宿題などに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。

梶山:情報検索、ヒューマンインタフェース、感性情報処理に関する研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 661研究室
黒木:マルチメディアデータベースの研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 623研究室
宮崎:コンピュータグラフィックスの研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 612研究室
馬場:高精細なCGの研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 610研究室
鈴木:機械学習とデータマイニングへの応用に関する研究に従事。
研究室:情報科学部棟別館5階 503研究室

講義に関連する実務経験 馬場:1992年4月〜1994年12月 トヨタ自動車株式会社に勤務(システム開発業務に従事)
課題や試験に対するフィードバック 提出したレポートは後日講評する。
アクティブ・ラーニング 実験II-1
PBL
キーワード 実験II-1
形状モデル、レンダリング、照明モデル、レイトレーシング、マッピング、Java
実験II-2
形態素解析、頻出アイテム集合、共起関係、ネットワーク解析、中心性、R
備考