科目名 プログラミングV
単位数 2.0
担当者 知能工学専攻 教授 田村 慶一、 准教授 鎌田 真
履修時期 後期(第3ターム)
履修対象 2年次
講義形態 講義
講義の目的 オブジェクト指向プログラミングの基礎とKotlin言語の基礎文法を学び、オブジェクト指向によるプログラム作成の考え方を身につける。
到達目標 ・オブジェクト指向の基本的な概念とプログラム作成の考え方を身につける【知識2】。
・オブジェクト指向に基づくアプリケーション作成手順を身につける【知識2】。
・Kotlin言語の文法を習得し、簡単なプログラムやアプリケーションを作成できるようになる 【技能1】。
・Kotlin言語で書かれたプログラムを読んで、内容を理解できるようになる【技能1】。
受講要件 プログラミングI、 プログラミングI演習、プログラミングII、 プログラミングII演習の単位を取得していることが望ましい。
また、講義に演習は含まれていません。プログラミングIII演習を併せて受講してください。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 ・講義資料の指定範囲を読み、掲載してあるサンプルプログラムに目を通す(事前学修)。
・講義資料の確認問題や追加配布する練習問題を解く(事後学修)。
講義内容 1.Kotlin入門
Kotlinとは、オブジェクト指向とは、はじめてのKotlin(値・変数、関数、クラスの概要)

2.基本文法
値(リテラル)、変数、型、型変換、演算子、文字列テンプレート、標準入出力など

3.制御構文
条件分岐(if文、when文)、繰り返し処理(for文、while文、range型)など

4.コレクション
配列、リスト、マップ、セット、ジェネリクス(総称型)など

5.関数の基本
関数の定義、引数、可変長引数など

6.ファイル入出力
 1.〜5.復習、ファイル読み込み、ファイル書き込みなど

7.クラスの基本
 クラスとオブジェクト、クラスの定義、プロパティ、コンストラクタなど

8.クラスの応用
 継承、オーバーライド、ポリモーリズムなど

9.文法に関する復習(中間まとめ)
 1回目〜8回目までの内容振り返り 

10.アプリケーション作成の基礎(その1)
 Composeの概要、ウインドウ、コンポーネント部品1(テキスト、ボタン)など

11.アプリケーション作成の基礎(その2)
 ラムダ式の基礎、ラムダ式とイベント処理、イベント処理(ボタン、マウス、キーなど)など

12.アプリケーション作成の基礎(その3)
 状態管理、コンポーネント部品2(キャンバス、画像)、例外処理、ファイル入出力など

13.アプリケーション作成の応用(その1)
 コンポーネント部品3(リスト、ダイアログ)、コンポーネント部品の関数化など

14.アプリケーション作成の応用(その2)
 外部ライブラリ、パッケージ管理、その他(テーマやアイコンの変更)など

15.アプリケーション作成のまとめ(後半まとめ)

※授業の順序は変更することがある。
※上記とは別に期末試験を実施する。
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 Kotlin言語の文法およびプログラムとアプリケーション作成に関する実技を含む筆記試験(中間試験と期末試験)と平常点(授業態度と練習問題の提出状況)とで総合的に評価する。筆記試験80%、平常点20%で評価を行う。
評価基準は、成績評価は本学の「成績評価に係るガイドライン」の通りとする。
教科書等 教科書:
講義資料を適時配布する。
参考書:
野崎 英一「やさしいKotlin入門」(カットシステム)
掌田津耶乃「Kotlinハンズオン」(秀和システム)
WINGSプロジェクト 齊藤 新三ほか「Androidアプリ開発の教科書 第2版 Kotlin対応」(翔泳社)
清水 美樹 「はじめてのKotlinプログラミング」(工学社)
担当者プロフィール 田村: ビッグデータ分析、実社会情報分析や時空間データマイニングに関する研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 620研究室

鎌田: 機械学習、深層学習などの計算知能に関する研究に従事。
研究室:情報科学部棟6階 643研究室

授業内容や宿題などに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック ・練習問題については解答例をWebClassから配布をして、講義中にフィードバックを行う。
・筆記試験のフィードバックとして全体総評と点数を知らせる。
アクティブ・ラーニング 振り返り
キーワード Kotlin言語、オブジェクト指向、オブジェクト指向プログラミング、アプリケーション作成
備考 【教職】高一種免(情報)