科目名 データマイニング
単位数 2.0
担当者 知能工学専攻 准教授 黒木 進
履修時期 後期(第3ターム)
履修対象 3年次
講義形態 講義
講義の目的 データマイニングの主要なテーマである(1)頻出パターン抽出、(2)クラス分類、(3)クラスタリングについての解説をとおして、その数理的な基礎と考え方を理解する。
到達目標 データマイニングの分析法について、その数理的な原理を説明できる。【知識2、技能1】
学習した知識を用いて分析できる。【思考力、判断力】
受講要件 「データ構造とアルゴリズムT」、「データ構造とアルゴリズムU」、「データベース」、「確率統計」、「情報理論」を受講していることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 授業の前に教科書をよく読み、不明な点を明確にする。
関連するニュースや新聞記事などを読み、幅広く知識を身に付ける。
コンピュータを使ってデータマイニングを実際に行ってみる。
講義内容 1.はじめに(応用事例紹介やデータウェアハウスなど)
2.決定木学習(1) 情報利得に基づく場合
3.決定木学習(2) 情報利得比に基づく場合
4.ルール学習
5.ナイーブベイズ学習
6.階層的クラスタリング
7.非階層的クラスタリング(1) K-means法
8.非階層的クラスタリング(2) Fuzzy C-means法
9.中間まとめ
10.サポートベクトルマシン(1) 線形サポートベクトルマシン
11.サポートベクトルマシン(2) カーネルトリック
12.サポートベクトルマシン(3) ソフトマージンサポートベクトルマシン
13.相関ルール(1) 多頻度アイテム集合と相関ルール
14.相関ルール(2) アプリオリアルゴリズム
15.位置情報への応用

※講義の順序は変更することがある。
※上記とは別に期末試験を実施する。
期末試験実施の有無 実施する
評価方法・基準 試験と宿題により評価する。
試験:90%(中間試験45%。期末試験45%)
宿題:10%
教科書等 教科書:北上始・黒木進・田村慶一(著)「データベースと知識発見」(コロナ社)
参考書:元田浩・津本周作・山口高平・沼尾正行(著)「IT Text データマイニングの基礎」情報処理学会編集(オーム社)
    豊田秀樹(著)「データマイニング入門」(東京図書)
担当者プロフィール 授業内容やレポートなどに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けています。
教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されていますので、確認の上、研究室を訪ねてみてください。

黒木 進:マルチメディアデータベースの研究に従事.
研究室:情報科学部棟6階 623号室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 模範解答と解説を提示する。
アクティブ・ラーニング 振り返り
キーワード 決定木、ルール学習、ナイーブベイズ推論、クラスタリング、サポートベクトルマシン、頻出アイテム集合、相関ルール
備考