科目名 | ソフトコンピューティング | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 准教授 村田佳洋 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 3年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
授業形態:講義 コンピュータは機械的な計算は得意であるが、問題が曖昧性を含む場合、あるいは処理アルゴリズムが状況に依存して動作するような場合を苦手としており、しばしば人間の直感的な判断に劣る結果を示す。 脳の働きや自然界の知恵などを参考に、これら問題をコンピュータに解かせるための様々な手法について学ぶ。 |
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到達目標 |
組合せ最適化問題を通じて、現実世界の課題をコンピュータ上で取り扱い、発見・分析・解決するための基礎知識を身に着けること。 具体的には問題の定式化法を身に着けること。【知識2】【技能1】 進化アルゴリズムを中心に、複雑な組合せ最適化問題を解く技能の基本を身に着けること。ファジイ理論をはじめとしたソフトコンピューティング分野の概略を身に着けること。【知識2,技能1】 ゲーム理論を通じて、複数の主体が存在するときの問題の取り扱い方について身に着けること。【知識2,技能1】 これら知識・技能を身に着けるほか、課題の発表質疑を通じて思考力・判断力・表現力を身に着ける。【思考力・判断力,表現力,主体性】 |
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受講要件 | データ構造とアルゴリズムIおよびII、プログラミングIおよびII,最適化手法を履修済みであることが望ましい。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 事前・事後学修のためのプリントを配付する(課題を課す)。 | ||
講義内容 |
1.ソフトコンピューティング概論 2.組合せ最適化問題 3.最適化問題の定式化 4.組合せ最適化アルゴリズム 5.遺伝アルゴリズム(1/3,ナップサック問題) 6.遺伝アルゴリズム(2/3,巡回セールスマン問題) 7.遺伝アルゴリズム(3/3,その他問題とニッチ法) 8.ニッチング法と多目的最適化問題 9.ジョブショップスケジューリングと焼きなまし(SA)法 10.タブーサーチと自律分散システム 11.ゲーム理論(1/2, ゲームの標準形) 12.ゲーム理論(2/2, 純粋戦略と混合戦略) 13.機械学習とニューラルネットワーク 14.ファジィ集合論 15.まとめ ※授業の順序は変更することがある。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
科目の到達目標の達成度合いについて,受講状況(40%)、発表(10%)、レポート(50%)により評点を与える。 評価項目は講義内容のとおりである。 評点に対する評価は履修規定のとおり。 |
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教科書等 |
必要に応じて資料を配布する. 参考書:岩田彰編「IUシリーズ ソフトコンピューティング」(オーム社出版局) 参考書:Sadiq M. Sait and abib Youssef著,白石洋一訳 「組合せ最適化アルゴリズムの最新手法―基礎から工学応用まで」 (丸善株式会社) |
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担当者プロフィール |
村田佳洋 問い合わせ先:情報科学部棟8階820室 授業内容や宿題などに関する学生の個別学習相談を,随時受け付ける. 教員の所在は,学内サイネージ等に掲示されているため,確認の上,研究室を訪ねてみること. |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 発表・レポートに関して講義中に直接指導・解説する. | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | ソフトコンピューティング,組合せ最適化 | ||
備考 | 【教職】高一種(情報) |