科目名 システム工学実験V
単位数 1.5
担当者 システム工学専攻 准教授 島和之(代表教員),准教授 池田徹志,准教授 神尾武司,准教授 桑田精一,准教授 双紙正和,准教授 中山仁史,准教授 福島勝,准教授 村田佳洋,准教授 脇田航,助教 厚海慶太,助教 川本佳代,助教 小作敏晴,助教 齊藤充行,助教 佐藤康臣,助教 高井博之,助教 高橋雄三,助教 辻勝弘,助教 原田翔太,助教 マーク・アウレル・カストナー
履修時期 後期(第3ターム)
履修対象 3年
講義形態 実験
講義の目的 3年次履修対象であるシステム工学実験T〜Wを通して,メカナムホイール駆動ロボットの制御に関するソフトウェアからハードウェアに至る内容を実施する.
本実験ではこのうち,音声指示によるロボット制御実験と仮想GPSによる測位システム実験を行う.
音声指示によるロボット操作実験において,音声認識の基礎と文字列処理を学び,単語の発声でロボットを操作する音声インタフェースを構築する.
仮想GPSによる測位システム実験においては,仮想GPSのソフトウェア実装を通して,ロボットの位置を測位するためのシステムを学ぶ.
これらを通して情報処理システム開発におけるノウハウやチームで課題に取り組む際のコミュニケーション能力や協調性を身に付ける.
到達目標 ・音声認識の基礎と音響特徴解析を理解し,孤立単語で発声した命令でロボットの操作が可能な音声インタフェースを構築する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)
・ロボットの位置を測位するためのシステムとして,仮想GPSをソフトウェア実装する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)
受講要件 なし
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 ・事前に手引書を読んで実験内容を十分に把握した上で,主体的に実験に取り組むこと
・結果の良否を判定しながら実験を進められるように,基礎原理を事前によく理解しておくこと
・レポートでは,報告者が実験結果に関する解釈および考察を自分自身の言葉で述べること
講義内容 第1回 仮想GPSによる測位システム(BPSK, ハミング符号)
第2回 仮想GPSによる測位システム(スペクトル拡散通信)
第3回 仮想GPSによる測位システム(測位システムの構築)
第4回 仮想GPSによる測位システム(測位システムの動作確認)
第5回 音声指示によるロボット操作(音声と音響特徴分析)
第6回 音声指示によるロボット操作(音素・音素モデルと発音辞書)
第7回 音声指示によるロボット操作(ロボット命令を意識した発音辞書)
第8回 音声指示によるロボット操作(音声命令の実装)


各実験パートの担当者については、各章の初回に紹介する。
実験は受講生の理解度や進度に応じて進め、状況に応じて内容を適宜変更する。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 実践を通して得た各要素技術とシステム開発に関する理解度を
@実験への取組み姿勢 10%
Aレポート 90%
を基に大学が定めた基準に従って総合的に評価する.
ただし,全ての実験に取り組み,かつ,全てのレポートが受理されることを合格の必要条件とする.
教科書等 実験の手引書を配布する.
担当者プロフィール 代表教員:島和之 問い合わせ先:情報科学部棟8階813室
各実験パートの担当者が授業内容や宿題などに関する質問および相談を随時受け付けていますが、研究室を訪ねる場合は授業前後の空き時間や電子メールなどで事前にアポイントメントを取るようにしてください。

学生の学習指導・支援体制:
授業内容や課題などに関する学生の個別学習相談を随時受け付ける.
教員の所在は学内サイネージ等に掲示されているので確認の上研究室を訪ねること.
尚,各パートの具体的な講義内容については担当の先生に相談すること.
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 課題やレポートについてのフィードバックはWebClassや掲示板等を通じて随時おこなう.
そのため各講義前日までにWebClass等を確認するようにすること.
アクティブ・ラーニング PBL,TBL,プレゼンテーション,ジグソー,ディスカッション
キーワード 音声認識,文字列処理,ロボット,音声インタフェース,仮想GPS,測位システム
備考 WebClassに掲示する「システム工学実験実施のためのガイドライン」を遵守すること.