科目名 | 生物学 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 情報科学研究科 医用情報科学専攻 講師 香田 次郎 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 2年 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 医用情報科学は人類の健康,医療や福祉に貢献するために,自然科学,情報,工学が融合した学際的融合領域である。本講義は,主に高等学校で生物を履修しなかった学生を対象に,医用情報科学の基礎となる生物学の基礎的事項を学ぶ。本講義の目的は,生物学に関する基礎的な知識を身に付け,がん,生活習慣病,遺伝子組換え作物,遺伝子診断,オーダーメイド医療,再生医療,インフルエンザ,HIV,COVID-19,感染症,アレルギーなど,医用情報科学が対象としている健康・医療・福祉の話題について生物学の視点から思考・判断する方法を身に付けること,生物学に関する基礎的な知識を医用情報科学や医用工学に応用する思考力を身に付けることである。 | ||
到達目標 |
生物学の基礎事項について説明できる。【知識1】 医用情報科学が対象としている健康・医療・福祉の話題に対して,生物学の観点からの認識と整理,調査・研究,意見のまとめ,発表と議論ができるようになる【知識1】【思考力・判断力】【表現力】。 生物学に関する基礎的な知識を医用情報科学や医用工学に応用する思考力を身に付けるようになる。【知識1】【思考力・判断力】 |
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受講要件 |
私語などの他の受講生の迷惑となる行動をしないこと。 生物を構成する分子について,「化学」を履修していることが望ましい。 DNAとゲノム,遺伝情報の発現は「分子生物学T」で扱う。 |
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履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前学習:テキストを読み,単語を調べ,理解し難い箇所を明らかにしておく。 グループディスカッションの準備を行う。 事後学習:受講票の記入による授業の振り返りを行う。 グループディスカッションの自己評価を行う。 |
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講義内容 |
1.ガイダンス,細胞 2.タンパク質・酵素 3.代謝 4.細胞骨格・細胞接着・細胞運動 5.シグナル応答と細胞内シグナル伝達 6.細胞分裂と細胞周期 7.細胞内輸送 8.中間まとめ(中間試験) 9.生体の構造と機能1(組織・神経系・感覚器官) 10.生体の構造と機能2(神経伝達と筋収縮・消化器系・循環器系と呼吸器系) 11.内部環境の維持機構1(自律神経・内分泌系) 12.内部環境の維持機構2(免疫系) 13.動物・植物の生殖と発生 14.生物の系統と分類,生物の生態系と多様性 15.生物学に関する話題のグループディスカッション ※授業の順序は変更することがある。 ※上記とは別に期末試験を実施する。 |
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期末試験実施の有無 | 実施する | ||
評価方法・基準 | 上記到達目標が達成できているかを,記述式試験(40%),レポート(15%),グループディスカッションの自己評価(15%),受講票(30%)により,広島市立大学履修規程にしたがって評価する。 | ||
教科書等 |
教科書:道上達男「基礎からスタート 大学の生物学」(裳華房) 参考書: (1)長野 敬,牛木辰男監修「サイエンスビュー 生物総合資料」(実教出版) (2)鈴木孝仁監修「新課程 視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録」(数研出版) (3)鈴木孝仁,本川達雄,鷲谷いづみ著「新課程 チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物」(数研出版) (4)B. Albertsら著,中村桂子,松原謙一 監訳「細胞の分子生物学 第6版」(ニュートンプレス) (5)池内昌彦,伊藤元己,箸本春樹,道上達男監訳「キャンベル生物学 原書11版」(丸善出版) ほか,高等学校で使用した生物基礎・生物の教科書,参考書 ※資料集が改訂される可能性があるため別途指示する。 |
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担当者プロフィール |
生物工学を専攻,情報科学部棟632 【学生の学習指導・支援体制について】 学生の個別学習相談は随時受け付ける。 事前にメール等で日程調整のうえ,学内サイネージ等に掲示されている教員所在で在室を確認して来訪すること。 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 課題や受講票のフィードバックは代表的なものを抜粋して行う。 | ||
アクティブ・ラーニング | 調査活動,振り返り,ディスカッション | ||
キーワード | 細胞,タンパク質,酵素,代謝,細胞骨格,細胞接着,細胞内シグナル伝達,細胞分裂,細胞周期,細胞内輸送,組織,神経系,感覚器官,消化器系,循環器系,呼吸器系,内分泌系,免疫系,生殖,発生,生物の系統と分類,生態系 | ||
備考 |