科目名 医用情報システム開発
単位数 2.0
担当者 医用情報科学専攻 准教授 常盤 達司
履修時期 後期(第4ターム)
履修対象 2年生
講義形態 講義
講義の目的 ・世の中にあふれている医用情報システムについて学び,自ら設定したテーマに沿って医用情報システムを開発することで,システム開発に必要な知識を習得する.
・簡易な医用情報システムを自ら設計・製作できるようになる.
到達目標 ・医用情報システムについて習得し,システムを自主開発することで,医用情報システム開発に必要な知識を習得する.【知識2】,【技能1】
・簡易な医用情報システムを設計・製作でき,製作したシステムを他人に紹介することができるようになる.【主体性】,【協働性】,【思考力・判断力】,【表現力】
受講要件 ・「プログラミングT」「プログラミングT演習」「プログラミングU」「プログラミングU演習」を受講していること.
・ただし,過年次生は,講義で使用する機器の個数の関係で履修を制限する場合がある.
・必携ノートパソコンを持参すること.
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 事前に配布される資料を用いて予習する.講義配布資料を用いて復習する.
講義内容 講義科目に分類されてるが,講義中に成果報告や計測システムを作成する実習が含まれる.

1.医用情報システム開発とは
2.スマホを用いた行動ログの計測
3.スマホを用いた脈波の計測・解析
4.Raspberry Pi Pico の紹介
5.Raspberry Pi Pico の環境構築
6.Raspberry Pi Pico を用いた制御(LED点滅制御)
7.Raspberry Pi Pico を用いた制御(温度計測・表示)
8.Raspberry Pi Pico を用いたアナログ信号の取り込み・表示
9.Raspberry Pi Pico とバッテリを用いたモバイル計測システム開発
10.Raspberry Pi Pico とバッテリを用いた脈波計測システム開発
11.Raspberry Pi Pico とセンサを用いた医用情報システム開発(回路作成)
12.Raspberry Pi Pico とセンサを用いた医用情報システム開発(信号取得・保存)
13.Raspberry Pi Pico とセンサを用いた医用情報システム開発(信号表示)
14.Raspberry Pi Pico とセンサを用いた医用情報システム開発(信号解析)
15.自作した医用情報システムの評価・まとめ


・受講生の理解度に応じて講義予定内容を調整する場合がある.
・受講生の進捗に応じて受講内容を入れ替える場合がある.
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 積極的参加度、授業態度、質疑応答内容および討論内容、毎週のレポート(進捗報告書),最終レポート課題の内容に基づいて総合的に評価する.評価基準には,学生便覧記載の成績評価基準を適用する.

授業参加度 20%
毎週のレポート課題 80%
教科書等 教科書・参考書等は講義内で適宜紹介する.
必要に応じて資料を配布する.

参考資料
Interface 生体センシング入門 2015年4月
担当者プロフィール 医用情報科学専攻 常盤達司 研究室:情報科学部棟5階561室
生体医工学に関する研究に従事.詳しくは個人ページ(https://sites.google.com/view/ttokiwa/)を参照すること.

【学生の学習指導・支援体制について】
授業内容や宿題などに関する学生の個別学習相談を随時受け付けている。教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されているので、確認の上、居室を訪問すること。事前にメール等でアポイントメントを取っておくと確実に対応することができる。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック ・課題については,講義中に解説するとともに学生からの質問に随時対応する.
・課題や発表資料に対する評価やコメントを口頭やWebClass等を通じてフィードバックする.
アクティブ・ラーニング PBL,プレゼンテーション,調査活動,ディスカッション,振り返り
キーワード 医用情報システム開発,Raspberry Pi Pico,生体情報計測,生体情報処理
備考