科目名 | 医用情報科学実験W | ||
単位数 | 1.5 | ||
担当者 | 医用情報科学専攻 准教授 福田 浩士(代表教員)、准教授 齋藤 徹、准教授 青山 正人、講師 香田 次郎、准教授 常盤 達司、准教授 長谷川 義大、講師 アル・ファリシィ ムハンマド・サルマン、准教授 藤原 久志、講師 伊藤 孝弘 | ||
履修時期 | 後期(第4ターム) | ||
履修対象 | 3年次 | ||
講義形態 | 実験 | ||
講義の目的 | 医用情報科学では、生体システム(人体、細胞など)を計測・解析する能力とそこで得られた情報を医療・基礎研究等における工学システム(コンピュータ、機械、電子機器など)で活用する能力が求められる。医用情報科学実験IVでは、課題発見から成果発表までをグループに分かれて行うことにより、医用情報科学実験IからIIIで身につけた知識、技能を活用しつつ、他者と協働的に課題解決に取り組む能力を身につける。 | ||
到達目標 |
・課題および具体的な到達目標を設定できる【主体性】。 ・課題に即したプログラム、機器を作製できる【知識2、技能1】。 ・プロジェクトにおける自分および他のメンバの役割を理解し、協働する力を身につける【知識1、主体性、協働性】。 ・成果発表において、課題の意義や結果を明確に説明できる【思考力・判断力、表現力】。 |
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受講要件 | 医用情報科学実験T、U、Vを履修していること。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | 必修科目のため | ||
事前・事後学修 |
【第4ターム開始前】 (1) グループメンバでテーマ設定について検討する。 (2) 必要な設備、機材について予備的な調査を行う。 (3) 機材について、教員に相談する。 【事前学修】 (1) その週の実験内容、役割などについてグループメンバ間で確認しておく。 【事後学修】 (1) その週の進捗を確認し、評価する。 (2) 必要に応じて実験スケジュール、役割分担などを見直し、次回以降の改善策を用意する。 (2) 計測データについて考察する。 (3) 作業報告にまとめて提出する。 |
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講義内容 |
【第1週】取組内容の設計 ・生体信号処理を行う際の注意点。 ・事前学修をベースにテーマ設定、ゴール設定、役割分担、実験手順、実施スケジュールなどの検討。 ・第2週の発表会の準備。 【第2週】設計段階の発表会 ・設定テーマをプロジェクト実験として実施することの妥当性を主張する発表を行い、承認を受ける。 【第3、4、5週】作製 ・各週の実験手順、実施スケジュールに沿って、作製。 ・データ計測、分析、評価、考察。 【第6週】経過報告会 ・作製期間中の役割分担も見直し等も含めた進捗報告。 ・作製。 ・第6週の経過報告会の準備。 【第7週】発表会準備 ・作製。 ・第8週の発表会の準備。 【第8週】発表会 ・発表会。 ・フィードバック。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
原則として、全出席、全提出物を受理された学生を評価の対象とする。 1. 毎週の作業報告(30%) 2. 発表会(40%) 4. レポート(30%) に基づき評価する。 全項目の合計を100点満点換算したとき80点以上を優、70〜79点を良、60〜69点を可、60点未満を不可とする。 全項目9割以上の評価を受けた学生は秀とする。 |
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教科書等 |
【参考書】 牧川方昭ほか著 「ヒト心身状態の計測技術−人にやさしい製品開発のための日常計測−」コロナ社 2010 (ISBN 978-4339072266) レポート作成に関するもの 木下是雄著 「理科系の作文技術」中公新書 1981 (ISBN 978-4121006240) 野中謙一郎他著 「技術レポート作成と発表の基礎技法(改訂版)」 コロナ社 2018 (ISBN 978-4-339-07815-2) |
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担当者プロフィール |
福田:生体医工学を専攻、情報科学部棟560研究室 齋藤:理論化学を専攻、情報科学部棟532研究室 青山:医用画像診断支援を専攻、情報科学部棟613研究室 香田:生物工学を専攻、情報科学部棟632研究室 常盤:生体医工学を専攻、情報科学部棟561研究室 長谷川:マイクロシステム工学を専攻、情報科学部棟420研究室 アル・ファリシィ:マイクロシステム工学を専攻、情報科学部棟743研究室 藤原:情報総合理工学を専攻、情報科学部棟533研究室 伊藤:医用情報通信工学を専攻、情報科学部棟別館602研究室 【学生の学習指導・支援体制について】 実験内容やレポートなどに関する、学生の個別学習相談を随時受け付けている。 教員の所在は、学内サイネージ等に掲示されているので、確認の上、来訪のこと。事前にメール等でアポイントメントを取っておくと良い。 |
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講義に関連する実務経験 | 長谷川:2008年4月〜2015年3月 キヤノン株式会社に勤務(医療デバイスの開発に従事) | ||
課題や試験に対するフィードバック |
提出したレポートについては、後日状況について連絡する。 特に、提出したレポートに不備がある場合はそれを指摘し、再提出を課す。 |
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アクティブ・ラーニング | Team-Based Learning (TBL)、プレゼンテーション、ジグソー、振り返り | ||
キーワード | 協働学習、プロジェクト実験 | ||
備考 | 医用情報科学実験で習得する技術は、医用の分野のみならず、幅広い分野で応用されている技術である。卒業研究ではもちろんのこと、就職してからも役に立つので、積極的に取り組むこと。 |