科目名 | 絵画材料論 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 講師 菅亮平(単位認定者)、非常勤講師 土師広、宮路雅行 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 1・2年 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 絵画の制作に必要な各種材料について西洋美術史及び絵画技法史の検証を踏まえながら、実践者の立場からその成り立ちを体系的に理解する。 | ||
到達目標 |
・絵画芸術の構造とその歴史的展開について材料・技法の観点から理解を深める。 ・絵画の基本的構成に関わる支持体と絵具を表現の内容に応じて選択し自製できる。 (知識・技能、思考力・判断力・表現力) |
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受講要件 |
・絵画表現について関心のある学生であれば、要件は問わない。 ・芸術学部油絵専攻の学生は1年次に履修することが望ましい。 |
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履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 油絵専攻の学生は、2年次にグリザイユ・グレーズ技法の実習を行う。 | ||
講義内容 |
【講座の概要】 本講座では絵画の諸材料と技法に関する網羅的な授業を行う。主なプログラムの編成としては、「支持体(02-06)」「絵具と保護層(07-11)」「絵画技法史と絵画技法(12-13)」である。その他に外部講師を招いた補足講義を2回行う。 【プログラム】 01: ガイダンス / 絵画材料論とは 02: 絵画の構造と支持体 03: 参考図書の紹介 / 絶縁層と地塗り 04: 下地の種類と処方 05: 下地の塗布 / キャンバスと絵画 06: キャンバスの張り方 / 支持体のまとめ 07: 色彩と絵具の成り立ち 08: 固形描画材 / 水性絵具 1 09: 水性絵具 2 / 合成樹脂絵具 10: 油性絵具 / その他の画材 11: 絵画の保護 / 額装 12: 絵画技法史概論 13: 絵画技法体系概論 14: 絵画の修復(講師:修復家 土師広) 15: 絵画の梱包と展示(講師:展示技術者 宮路雅行) ※授業の順序や内容・構成は変更することがある。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 平常点(グーグルフォームによる受講票の中での授業感想の記入内容など)および期末レポートの内容から総合的に判断する。 | ||
教科書等 | 特に指定しないが、参考文献を授業内で紹介する。 | ||
担当者プロフィール |
東京藝術大学で博士号(美術)、ミュンヘン造形美術アカデミーでマイスターシューラー号を取得する。現代アートの領域で国内外を問わず美術作家として活動する。 アーティストウェブサイト:https://ryoheikan.com 授業用ウエブサイト:https://class.ryoheikan.com 研究室番号:644 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 講義内容に関する質問は授業内あるいは個別に回答する。 | ||
アクティブ・ラーニング | PBL(学習者が自ら問題を発見し、設定した課題を解決しながら学ぶ) | ||
キーワード | 絵画材料、絵画技法、絵画技法史、メディア | ||
備考 |