科目名 | デザイン概論 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 芸術学部 教授 納島 正弘 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 1年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
デザイン世界への導入講座である。 デザインを学ぶうえで必要な知識を習得する。デザイン思考は太古から始まると定義し、時代の様々なメディアの変遷を探る。 歴史的背景と照らし合わせ時代のデザインが人間社会にどのように影響を与えて来たかを考察し理解を深める。 講義は資料画像と映像を紹介しながら進める。 |
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到達目標 |
各専門分野における、伝統や歴史的変遷を理解し、表現の知識を身につけている。 (知識) デザインの歴史は文明の歴史とも言える、世界の歴史とともにデザインが人間社会と経済とどのように関わり変化してきたのかを学びデザイン世界の幅広さと奥深さを知る。【温故知新】古きをたずね新しきを知ることによって未来のデザインが如何にあるべきかを見つける。 |
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受講要件 | なし | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 講義中に指示する。 | ||
講義内容 |
1 太古の昔に見るデザインの息吹“応用美術”と“純粋美術” 2 中世ヨーロッパ、華麗なる応用美術“建築と文字” 3 近世“ルネサンス”とレオナルド・ダ・ヴィンチ 4 近代デザインの覚醒“イギリス産業革命” 5 中世への回帰“ウィリアム・モリスのデザイン思想” 6 お手本は自然界“有機的フォルム、アール・ヌーヴォー” 7 文明の力が生んだ“機能的フォルム、アール・デコ” 8 街を彩るメディアの華“ポスターの時代” 9 シンプルこそ美しい“モダンデザインの確立、バウハウス” 10 デザインは社会のために“ソーシャルデザインの思想”【非常勤講師 福島 治】 11 デザインが国策に利用“大衆心理とプロパガンダ” 12 ロンドン地下鉄をブランドに “アートディレクターの元祖フランク・ピック” 13 輝ける超大国アメリカ “50年代を彩ったUSAデザイン” 14 目指すは一等国“高度成長期を支えた日本のデザイン” 15 バブル時代のデザインとこれから求められるデザイン思考 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
@理解度を測るため感想や気づきを20字程度の文章で毎回提出し、授業参加度とする/50点。 A期末の第15回目の講義終了後、400字以上のレポートで提出/50点。 @授業参加度とAのレポート内容の総合評価とする。 |
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教科書等 | なし | ||
担当者プロフィール |
納島正弘 専門分野はグラフィックデザイン全般。 現役35年の経験を生かし、社会に役立つグラフィックデザイン、 地域や一次産業におけるデザイン活用を研究する。 グッドデザイン賞(Gマーク) ひろしまグッドデザイン賞大賞 広島広告協会企画制作賞金賞、他多数 (公社)日本グラフィクデザイナー協会会員 ひろしまデザインネットワーク会長 2008年広島アートディレクターズクラブ設立、現会長 デザイン公募における審査多数、デザイン専門書掲載多数 2010年JAPAN GRAPHIC DESIGNに選出される 2023年東京ミッドタウンデザインハブにてグループ展「ジカツデザイン」出展 2024年2月「ジカツデザイン」誠文堂新光社に紹介される 非常勤講師:福島治(東京工芸大学教授/グラフィックデザイナー)予定 |
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講義に関連する実務経験 |
グラフィックデザイナーで現役35年、25年間デザイン会社を経営し、 デザイン関連の講演や他学でも非常勤講師を数多く務めている。 |
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課題や試験に対するフィードバック | 期末のレポートで提出後、フィードバックとしてWebclassにレポートに対する講評を提示 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード |
「純粋美術」と「応用美術」 デザインは社会の要請に応え、機能するアート |
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備考 | 高等学校教諭一種免許状(工芸) 必修科目 |