科目名 色彩論
単位数 2.0
担当者 芸術学部 教授 納島 正弘
履修時期 後期
履修対象 1年次
講義形態 講義
講義の目的 有史以来、私たちの暮らしは色彩をぬきにしては考える事はできません。しかし経済活動に意識的に色彩が採用されたのは今世紀になってからでした。我々はそれを色彩革命と呼んでいます。それがTV等メディアのカラー化を契機として第2次色彩革命へと、そしてネット社会でさらに変貌をとげていきます。こうした色彩社会について考え学習をしていきます。
到達目標 各専門分野における、伝統や歴史的変遷を理解し、表現の知識を身につけている。(知識)
コミュニケーションを効果的に行うための、色彩学的な知見を得る
色彩学の基本から色彩の歴史的、文化的側面、暮らしの中で色彩がどのように使われてきたかなど事例を学び、色彩の効用についての理解を深める。
受講要件 なし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 講義のねらいにも書かれているように、本講義は、人の暮し(日常)の中の色彩を学ぶ授業である。常日頃の生活の中で、色彩に高い関心と興味を持つ事が最も大切であり、それが何よりの予習、復習となる。
講義内容 1:プロローグ/色彩を学ぶうえで【非常勤講師:及川 久男】
2:色彩世界の探検へ?“色”とは何か?
3:“色”が持つ3つの側面[物理的・心理的・生理的]
4:ニュートンvsゲーテ?色彩論の対決
5:バウハウスの系譜?ヨハネス・イッテンの[色彩論]
6:不思議な色たちの性格[色相・明度・彩度・調和・混色]
7:色彩の旅?国々のカラーパレット
8:美学の探求?色材を求めて[作家たちが愛した色]
9:色と心理【非常勤講師:柴田 みつ恵】
10:色たちが持つ物語
11:世界観やイメージを作り出す配色マジック
12:“色”の力で差別化?企業ブランドや商品ブランドの配色
13:カラー・ユニバーサルデザイン【非常勤講師:柏尾 浩一郎】
14:色彩の再現?印刷について
15:まとめ?色彩に関連するムービー鑑賞
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 @理解度を測るため感想や気づきを20字程度の文章で毎回提出し、授業参加度とする/50点。
A15回の講義終了後、400字以上のレポートで提出/50点。
@授業参加度とAのレポート内容の総合評価とする。
教科書等 なし
担当者プロフィール 納島正弘
専門分野はグラフィックデザイン全般。
現役35年の経験を生かし、社会に役立つグラフィックデザイン、
地域や一次産業におけるデザイン活用を研究する。
グッドデザイン賞(Gマーク)
ひろしまグッドデザイン賞大賞
広島広告協会企画制作賞金賞、他多数
(公社)日本グラフィクデザイナー協会会員
ひろしまデザインネットワーク会長
2008年広島アートディレクターズクラブ設立、現会長
デザイン公募における審査多数、デザイン専門書掲載多数
2010年JAPAN GRAPHIC DESIGNに選出される
2023年東京ミッドタウンデザインハブにてグループ展「ジカツデザイン」出展
2024年2月「ジカツデザイン」誠文堂新光社に紹介される

非常勤講師/及川久男 広島国際学院大学情報文化学部 教授(予定)
非常勤講師/柏尾浩一郎 広島パブリックカラー研究会代表理事(予定)
非常勤講師/柴田みつ恵 リブカラーズ代表(予定)
講義に関連する実務経験 グラフィックデザイナーで現役35年、25年間デザイン会社を経営し、
デザイン関連の講演や他学でも非常勤講師を数多く務めている。
課題や試験に対するフィードバック 期末のレポートで提出後、フィードバックとしてWebclassにレポートに対する講評を提示
アクティブ・ラーニング
キーワード 生活の中の「美意識」
備考