科目名 アーティスト・セルフマネージメント概論
単位数 2.0
担当者 講師 菅亮平(単位認定者)、非常勤講師 荒神尚美、田村かのこ、宮路雅行ほか
履修時期 後期
履修対象 2・3年次
講義形態 講義
講義の目的 美術のプロフェッショナルとして、各自の創作活動を社会化させる過程で必要となるプレゼンテーション全般に対する包括的な理解を得て、セルフマネージメントの素養を身につけることで卒業後のキャリア形成に役立てる。
到達目標 ・プレゼンテーションの重要性を理解し、アーカイブの形成とポートフォリオやプロポーザルの作製に向けた自覚的な創作研究ができる。
・美術の各分野での社会実践とキャリア形成に向けた具体的な準備ができる。
(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性)
受講要件 ・特になし。
・本講座では、多様な創作活動の在り方を念頭に置いて、様々な表現領域に適用可能な拡張性のある講義編成を行うので、専攻・分野を問わず履修してもらいたい。
・芸術学部 油絵専攻の学生は2年次に履修することが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 ・各自の創作活動および進路の計画に沿ってアーカイブを整理し、ポートフォリオやプロポーザルを作製する。
・油絵専攻の学生は3年次に「ポートフォリオ演習」を行う。
講義内容 【講座の概要】
「アーカイブ」「ポートフォリオ」「プロポーザル」の3つを大きなテーマとし、また基本的技能として「デジタルメディア」と「言葉」の観点を重視した講義編成を行う。その他に「確定申告」や「契約」など、社会・経済活動の観点からアートの職業性を考える講座を設定する。

【プログラム】
[講義]
01. ガイダンス / イントロダクション
02. アーカイブ
03. 作品撮影と展覧会記録
04. ポートフォリオ概説
05. ポートフォリオ研究
06. 印刷技術
07. プロポーザルと書類
08. 展示シミュレーション
09. プロポーザル研究
10. 展覧会の舞台裏(展示技術者 宮路雅行)
11. ステートメント
12. プレゼンテーション
13. 英語とコミニケーション(アート・トランスレーター 田村かのこ)
14. クリエイターの確定申告(税理士 荒神尚美)
15. アートと契約(講師未定)

[VODによる補足講義]
・PCの基礎知識
・カメラの原理と写真の基礎
・デジタル画像と画像編集
・複写演習の記録動画
・iPhoneでの作品撮影

※授業の順序や内容・構成は変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 平常点(グーグルフォームによる受講票の中での授業感想の記入内容など)および期末レポートの内容から総合的に判断する。
教科書等 講義の中で授業用レジュメのURLをオンライン上で共有する。また参考図書・ウェブサイトの情報は授業内で紹介する。
担当者プロフィール 東京藝術大学で博士号(美術)、ミュンヘン造形美術アカデミーでマイスターシューラー号を取得する。現代アートの領域で国内外を問わず美術作家として活動する。
アーティストウェブサイト:https://ryoheikan.com
授業用ウエブサイト:https://class.ryoheikan.com
研究室番号:644

講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 講義内容に関する質問は授業内あるいは個別に回答する。
アクティブ・ラーニング
キーワード ポートフォリオ、アーカイブ、デジタルメディア、プロポーザル、プレゼンテーション、ステートメント、コミュニケーション、キャリア形成
備考 ※各講座の詳細およびログイン情報はWEBクラスに掲載する。
※各自の進路に向けた具体的な努力目標を提示するので、意欲的に取り組んでほしい。