科目名 デッサン実習V
単位数 2.0
担当者 教授 前田 力
履修時期 後期
履修対象 美術学科日本画専攻3年次
講義形態 実習
講義の目的 生命ある自然の造形として豊かな表情を持つ人体のデッサン及びクロッキーを通
じて、絵画表現に必要な観察力や造形力を身に付け、感受性を養う。
到達目標 学生は、人体デッサンを通して骨格等の形態や、空間、質感、調子等の造形的要素を把握し、観察力、表現力を高めることを主眼に置き、自己の制作表現に繋がるデッサン方法を実践研究し、(技能・知識)を身につける。
受講要件 1、2年次における日本画専攻の専門科目をすべて履修し終えていること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 美術館や画集等でデッサンの研究、鑑賞をしておくこと。
授業開始日までにクロッキーブック1冊とB2パネルを購入し、パネルには画用紙を水張りしておくこと。
用具は基本的に鉛筆、練りゴムを用いることとするが、木炭やパステル等任意の描画道具を並行して用いてもよい。
講義内容 年間を通じ、1週間から2週間を1クールとした下記内容の実習を行なう。
但し、進捗状況および日本画実習の全体カリキュラムを鑑み、若干の構成変更を行なう場合がある。
その際は事前に受講生に変更の主旨および内容を伝える。

《実習1日目・2日目》
 クロッキー
  ・5分ポーズ または 10分ポーズのローテーション(ポーズは任意、受講生間で計画・相談すること)

《実習3日目から最終日》
  ・固定ポーズの設定(教員による指定、または任意に受講生間で計画)
  ・固定ポーズでデッサン(20分ポーズ・10分休憩を1セットとし、1日6セット行なう)

《最終日・デッサン終了後》
  ・受講生によるプレゼンテーション(クロッキー・デッサンについての自己評価)
  ・教員による講評(クロッキー・デッサンについての客観的評価)
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 実習への取り組み姿勢および理解度を実習進度の段階ごとにチェックし評価の基準とする。
提出作品から観察力、造形力、表現技術の到達度をはかり、点数化して評価する。
各課題における作品提出を単位取得(可)の条件とする。さらに作品に感性の豊かさや表現の的確さが認められるものを(良)、優れたものを(優)、特に優れたものを(秀)とし、授業参加度10%実技85%プレゼンテーション5%で評価する。
教科書等 特になし。
授業中に画集等の参考作品を必要に応じて提示する場合がある。
担当者プロフィール 公益財団法人 日本美術院同人 
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 課題作品完成時に講評会を行う。
アクティブ・ラーニング PBL・プレゼンテーション
キーワード 日本画  デッサン
備考 教職関係科目