科目名	日本画実習�UＢ
単位数	4.0
担当者	講師　山浦めぐみ
履修時期	後期
履修対象	美術学科日本画専攻２年
講義形態	実習
講義の目的	日本画実習�UBでは、日本画実習�Tで学んだ基礎的な日本画の知識や思考方法、技法材料研究を元に、より実践的な日本画制作として各自のテーマに応じた創作研究を行う。学生個々の表現的指向および能力を開発するため、多様な課題制作を中心に行ない絵画表現に必要な基礎を学ぶとともに、創作表現に関連したプレゼンテーション課題を行なう。
到達目標	制作課題：素描、制作準備、日本画導入部から作品完成に至る各段階で、各自の個性に応じたテーマや表現についてより深く洞察し、追求しながら、日本画における技術と表現性を高める。（思考力・判断力) プレゼンテーション課題：個々の視点から研究対象の作家および作品について発表し、互いの知識や考えを共有することで、日本画ないし美術に関するコミュニケーション能力および教養を高める。また、自身の興味と対峙し整理する過程を通じて、各々の表現的指向や美的感覚を体系的かつ客観的に見つめ、創作表現に論理的な視点を与える。（思考力・判断力)
受講要件	１年次における日本画専攻の専門科目をすべて単位修得していること。
履修取消の可否	否
履修取消不可の理由	必修科目のため
事前・事後学修	・日本画に限らず、優れた芸術作品に数多く触れる。 ・スケッチ、素描など作品制作の基礎となる研究、学修を行う。
講義内容	課題１　日本画制作「風景制作」を主題とした日本画制作（50号） １　素描、スケッチ ２　素描、スケッチ　 ３　制作計画【小下図、大下図　等】 ４　制作準備【パネル、基底材、描画材　等】 ５　日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 ６　日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 　　講評会 【作品のプレゼンテーション（学生）、講評（教員）】 課題２　プレゼンテーション「興味のある作家について」 ７　表題のテーマについて、日本画領域の作家およびそれ以外の美術作家をそれぞれ1名選び、 　　各対象の作品や表現性の特徴および自身が興味関心のある点とその理由について、プレゼンテーションを行なう 　 【PowerPoint・Keynoteまたは書籍資料等による発表（学生）、ディスカッション（学生・教員）、総評（教員）】 課題３　日本画制作「人物制作」を主題とした日本画制作（50号） ８　　素描、スケッチ　 ９　　制作計画【小下図、大下図　等】　 １０　制作準備【パネル、基底材、描画材　等】　 １１　日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 　　　合同講評会（日本画専攻教員全員による）【作品プレゼンテーション（学生）、講評（教員）】 　　 課題４　日本画制作「自由制作」各自テーマを自由設定したした日本画制作（30号） １２　素描、スケッチ　 １３　制作計画【小下図、大下図　等】　 １４　制作準備【パネル、基底材、描画材　等】　 １５　日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 講評会 【作品プレゼンテーション（学生）、講評（教員）】
期末試験実施の有無	実施しない
評価方法・基準	実習への取り組み姿勢、理解度を実習進度の段階ごとにチェックし評価の基準とする。提出作品により観察力、造形力、表現技術の到達度を点数化し評価する。各課題における作品提出を単位取得（可）の条件とする。さらに作品に感性の豊かさや表現の的確さが認められるものを（良）、優れたものを（優）、特に優れたものを（秀）とする。 授業参加度10%、実技85%、プレゼンテーション5%
教科書等	授業中に画集等の参考作品を必要に応じて提示。
担当者プロフィール	公益財団法人日本美術院 特待
講義に関連する実務経験	Hochschule Hannover University of Applied Sciences and Arts 客員研究員（2018-2019）
課題や試験に対するフィードバック	授業最終日に学生によるプレゼンテーションと教員による講評でフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニング	BPL・プレゼンテーション
キーワード	日本画　絵画　美術
備考	・各課題について事前に指定した用具、画材を用意すること。 ・教職関係科目