科目名 構成演習U
単位数 2.0
担当者 教授 志水児王(単位認定者)
履修時期 後期
履修対象 2年次
講義形態 演習
講義の目的 テーマによる制作。
絵画のみならずドローイング、写真、映像、立体など任意の表現素材・手法に基づいた制作を行う事で表現の多様性を認識し、身近な出来事や環境を再発見し構想を深める態度を身に着けることが好ましい。
2021,2022年度のテーマはコピー機による制作。
到達目標 自分を取りまく身近な環境を再考察し、制作上のテーマの見つけ方、構成力や表現力を養う。
表現の多様性を積極的に知ろうすることで自身の表現の多様性や新たな可能性や思考の柔軟性を積極的に見出だそうとする事が出来る。(思考力、判断力・表現力、主体性)
受講要件 この科目は、油絵専攻の学生は2年次必修科目であるので履修する事。
全生徒が同一のモチーフを描く演習とはアトリエの使用方法が異なり、各自が各々のテーマに従って制作し、かつ実験的な要素のある演習であるため、アトリエでの制作方法や時間がバラバラになりがちだが、演習期間、演習時間中は常に課題に集中し、相互の制作環境を尊重し合い、アトリエ内での静粛さ、緊張感を保ちながら積極的な態度で臨む事。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 2年次必修の専門科目である。
事前・事後学修 テーマや課題内容は1週間程度前に、ウェブサイト(web class またはGoogle classroomなど)に掲示する。ガイダンス事に参考となる作品を鑑賞、または参考となる文献を提示する。
講義内容 ガイダンス時には作例を示しながら課題テーマを指示する。制作過程においては、コンセプトとエスキースを練り、制作スケジュールを立てる。学内外での取材、並びにデッサン、エスキース、写真撮影なども必要に応じて各自行なう。素材や表現方法に関してはエスキースやプランなどに沿って個人面談しながら指導する。

1 ガイダンス後、フィールドワーク開始。
2 フィールドワーク(モチーフの発見)
3 フィールドワーク(テーマの発見)
4 取材、プラニンニング補助 
5 面談(プランニングーアイデアの構成)
6 面談(プランニングー構想)
7 制作(試作と実践)
8 制作(制作の発展)
9 制作(制作の展開)
10 制作(継続)
11 制作(個別中間講評)
12 制作(制作の詳細確認)
13 制作(細部の仕上げと調整)
14 制作、講評準備
15 プレゼンテーション、講評会(合同又は個別)
(講評会では、各自、制作過程の説明を含めた5分程度のプレゼンテーションを行う。)
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 創作に対する関心と洞察力、表現の多様性を理解しようとし、自らの視野を広げ、視点を掘り下げようとする挑戦的な実践を高く評価する。実習中の取り組みの積極的参加度や授業態度、自らの制作・表現に対しての自覚や積極的な模索と追及が認められ、作品提出が完了した場合に点数化して評価する。
評価基準については授業態度を含めた総合的観点において、提出作品の内容が満たされていれば「可」。提出作品の内容や造形に学習効果が認められた場合「良」。高い学習成果が認められたものを「優」とし、さらにその中で作品の独自性を発揮したものについて「秀」と認定する。
また授業態度・面談時でのコミュニケーション能力や講評時でのプレゼンテーション能力も評価の対象とする。
教科書等 ガイダンス時に参考となる作品を鑑賞、または参考となる文献を提示する。また必要に応じて個人に資料などを提示。
担当者プロフィール 芸術学部棟6階 643研究室 東京藝術大学絵画科博士前期課程修了
GALLERY INFO : https://www.misashin.com/
大学ウェブサイト : https://www.aburae.art.hiroshima-cu.ac.jp/member/jio-shimizu/
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック クラス単位または個別講評、プレゼンテーション、生徒間での意見交換などを行い制作と並行して行われる表現の言語化も積極的に行う。
アクティブ・ラーニング PBL(学習者が自ら問題を発見し、設定した課題を解決しながら学ぶ)
キーワード グループワーク・フィールドワーク
備考