科目名 デッサン実習V
単位数 2.0
担当者 代表教員:芸術学部 助教 友定睦
担当教員:芸術学部 教授 伊東敏光、准教授 田中圭介、講師 今野健太
履修時期 前期
履修対象 美術学科彫刻専攻3年次
講義形態 実習
講義の目的 『彫刻実習V』の「塑造(全身)」 と関連し全身裸体のデッサンをおこなう。立ちポーズの人体を様々な角度から観察し、全身の構造、奥行き、量を捉えデッサン表現することで、彫刻制作に必要な対象を構造的かつ立体的に把握する力を高めるとともに、それを平面上に表現する絵画的表現技術を向上させる。講評時に、制作を通して考えたことについてのプレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。
到達目標 1、2年次に段階的に行った人体各部の観察とそれらのデッサン表現を基に、全身の動きと各部の関係に留意してデッサンを行うことで、人体全身の構造的な理解を深め、合わせてデッサンを通して絵画的表現力を高めることを目指す。
(知識、技能)
受講要件 1、2年次における彫刻専攻の専門科目をすべて履修し終えていること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 人体の構造や形態を理解するために解剖学的観点の知識も必要である。各自資料を収集したり、画集等による研究に取り組むこと。
講義内容 「デッサン -塑像全身-」
(指導教員:教授 伊東敏光、准教授 田中圭介、講師 今野健太、助教 友定睦)

第1回    課題解説
第2回    全身のクロッキー(鉛筆、コンテ)
第3回    各部位のクロッキー(鉛筆、コンテ)
第4回    デッサン制作@(人体の構造の学習/骨格)
第5回    デッサン制作A(人体の構造の学習/筋肉)
第6回    デッサン制作B(人体の構造の学習/各部位)
第7回    デッサン制作C(デッサン技術の研究/量感の表現)
第8回    デッサン制作D(デッサン技術の研究/陰影の表現)
第9回    デッサン制作E(デッサン技術の研究/細部の表現)
第10回    デッサン制作F(デッサン技術の研究/構造の表現)
第11回   デッサン制作G(デッサン技術の研究/動勢の表現)
第12回   デッサン制作H(参考作品の研究/西洋)
第13回   デッサン制作I(参考作品の研究/東洋・日本)
第14回   デッサン制作J 仕上げ
第15回   講評
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 作品提出
教科書等 必要に応じて参考作品、デッサン資料等を掲示、またはコピーを配布する。
担当者プロフィール 友定睦:
映像や3DCG等のデジタルメディアによる彫刻表現の展開を研究している。
制作ではリサーチ・ベースを軸としており、地域の風土や文化財を主題に、新しい視座を示す表現を追求している。
研究室:芸術学部棟5階 545研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 講評会
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、振り返り
キーワード 人体デッサン(ヌード全身)
備考 【教職】中・高一種(美術)

対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。