科目名 | 実材制作実習T | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 芸術学部 教授 伊東敏光 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 美術学科彫刻専攻2年次 | ||
講義形態 | 実習 | ||
講義の目的 | 金属彫刻作品を制作することで、金属造形の基礎としての鉄及び銅の絞り加工、鉄の溶接・溶断など、技術面に重点をおき、道具づくりと基本的加工技術を体験によって修得する。また、動物をモチーフとすることで、構造や動きを彫刻として構成する造形力を養い、部位によって求められる表情の違いを金属素材で表現する加工技術と発想力を養う。講評時に制作を通して考えたことについてのプレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。 | ||
到達目標 |
銅と鉄の素材感、加工技術、表現方法の違いを体験的に習得し、金属による彫刻制作のプロセスと造形について理解することで、金属彫刻作品を制作できる技能を身につける。 (思考力、知識、技能) |
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受講要件 | 1年次における彫刻専攻の専門科目をすべて履修し終えていること。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | 必修科目のため | ||
事前・事後学修 |
動物彫刻の様々な作例、および金属彫刻の作例を調査する。 作業服や安全靴等、安全確保のための装備を教員の指示に従って準備する。 |
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講義内容 |
金属実習 -動物制作-(指導教員:教授 伊東敏光、助教 友定睦) 第1回 課題説明・作品モチーフの取材(動物園) 第2回 模型、スケッチ等の提出・作品プランの決定 第3回 溶接、溶断実技講習 (ガス溶接・溶断) 第4回 溶接、溶断実技講習 (電気手溶接・半児童自動溶接) 第5回 工作機械(シャーリング、高速カッター、ベルトサンダー等の安全講習) 第6回 電動工具(グラインダー等)の実技講習 第7回 道具づくり(唐紙鎚) 第8回 鍛金基礎(鉄板の変形加工講習) 第9回 制作(動物制作)/心棒づくり 第10回 制作(動物制作)/鞴を使用しての鍛造 第11回 制作(動物制作)/鉄板の立体加工 第12回 制作(動物制作)/鉄板の鍛金加工 第13回 制作(動物制作)/鉄材の複合(ガス、電気等) 第14回 制作(鉄による動物制作)/仕上げ加工(油焼き、錆び付け等) 第15回 講評 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
授業参加度20% 作品提出80% |
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教科書等 | 必要に応じて資料を配布する。 | ||
担当者プロフィール |
伊東敏光:専門領域は金属を中心としたミクストメディアの彫刻である。素材は表現対象によって金属、石、木、ブラスチック等から選択し組み合わせる場合が多いが、一貫して自然の形態から抽出したフォルム(形)を研究し、その造形化と彫刻表現の可能性を追求している。 研究室:芸術学部棟5階 540研究室 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック |
個別ミーテイング 講評会 |
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アクティブ・ラーニング | プレゼンテーション、調査活動、振り返り | ||
キーワード | 金属彫刻 | ||
備考 |
【教職】中・高一種(美術) 対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。 |