科目名 彫刻実習T
単位数 8.0
担当者 代表教員:芸術学部 教授 伊東敏光
担当教員:芸術学部 准教授 田中圭介、講師 今野健太、助教 友定睦
履修時期 通年
履修対象 美術学科彫刻専攻1年次
講義形態 実習
講義の目的 「塑造(首像)」・「塑造(胸像)」の制作を行う中で、人体の構造を理解し動きや量を捉える観察力と彫刻の基礎的な造形力を養う。技術面では、塑造の芯棒作り・水粘土による造形・石膏取り等の基礎技法を習得していく。講評時に制作を通して考えたことについて、プレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。
到達目標 制作を通して、彫刻における人体制作の基礎(骨格、構造、肉づけ等)を学び、対象を把握する観察力と、彫刻作品として表現するための造形力を養う。(知識、技能)
受講要件 美術学科彫刻専攻1年次
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目であるため
事前・事後学修 人体の構造や形態を理解するための手段として、観察を第一とするが、解剖学的観点の知識も不可欠である。各自資料を集めるなどして人体の骨格や筋肉のあり方を調べることが必要である。
講義内容 【前期】
「 塑造(首像)」 
(指導教員:教授 伊東敏光、准教授 田中圭介、講師 今野健太、助教 友定睦)

第1回  課題説明
第2回  クロッキー 
第3回  芯棒制作
第4回  塑造(空間)
第5回  塑造(量感)
第6回  塑造(動き)
第7回  塑造(比率)
第8回  塑造(骨格)
第9回  塑造(筋肉)
第10回 塑造(表情)
第11回 塑造(質感)・講評
第12回 型取り(シリコン層成型)
第13回 型取り(石膏層成型)
第14回 型取り(ジェスモナイト雄型成型)
第15回 型取り(修正・展開)


【後期】
「 塑造(胸像)」 
(指導教員:教授 伊東敏光、准教授 田中圭介、助教 友定睦)

第1回  課題説明
第2回  クロッキー 
第3回  芯棒制作
第4回  塑造(空間)
第5回  塑造(量感)
第6回  塑造(動き)
第7回  塑造(比率)
第8回  塑造(骨格)
第9回  塑造(筋肉)
第10回 塑造(表情)
第11回 塑造(質感)
第12回 塑造(仕上げ)・講評
第13回 石膏取り(雌型成型)
第14回 石膏取り(雄型成型)
第15回 石膏取り(修正)
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度20%
前期 塑造(首像)作品提出 40%
後期 塑造(胸像)作品提出 40%
教科書等 参考資料・美術解剖図・作例を必要に応じて提示、コピーを配布する。
担当者プロフィール 伊東敏光:専門領域は金属を中心としたミクストメディアの彫刻である。素材は表現対象によって金属、石、木、ブラスチック等から選択し組み合わせる場合が多いが、一貫して自然の形態から抽出したフォルム(形)を研究し、その造形化と彫刻表現の可能性を追求している。
研究室:芸術学部棟5階 540研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 中間チェック
講評会
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、振り返り
キーワード 彫刻、人体塑像(首像、胸像)、型取り
備考 【教職】中・高一種(美術)

対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。