科目名 構成演習T
単位数 2.0
担当者 代表教員:准教授 田中圭介
履修時期 前期
履修対象 美術学科彫刻専攻1年次
講義形態 演習
講義の目的 木彫の基礎として、道具の仕立て、道具の使用方法、木材の加工方法を学び、課題テーマをもとに木彫作品を制作する。講評時に、授業を通して考えたことについてプレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。
到達目標 木彫道具(刀・鑿・鉋)の刃の研ぎ方を習得する。
木彫道具(刀・鑿・鉋・鋸)の使い方を習得する。
木彫の造形技術及び表現方法を習得する。
(思考力、知識、技能)
受講要件 美術学科彫刻専攻1年次
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目であるため
事前・事後学修 段階ごとの到達目標があり、到達しなければ次に進めない。授業以外の時間も有効に使い、毎日の実習に着いていくよう心掛ける。
講義内容 第1回  ガイダンス、道具配布、道具づくり(刀の柄の養生・鑿の冠付け・刀の裏表研ぎ)
第2回  道具づくり(刀の柄の養生・鑿の冠付け・刀の裏表研ぎ)
第3回  道具づくり(鑿裏研ぎ)
第4回  道具づくり(鑿表研ぎ)
第5回  作品プラン提出・鋸の使い方・丸太分割 
第6回  鉋の使い方・面だし
第7回  モチーフのデッサン
第8回  電動工具の安全講習
第9回  制作(鋸、チェーンソーによる木取り)
第10回 制作(鑿による粗々彫り)
第11回 制作(鑿による粗彫り)
第12回 制作(鑿による彫り)
第13回 制作(鑿・刀による細部彫り)
第14回 制作(鑿・刀による仕上げ)
第15回 講評

※期間中に木工機械室安全講習を2日行う。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度20%
道具の仕立て10%
デッサン5%
提出作品65%
教科書等 道具の仕立てのためのテキストを配布。
必要に応じて、美術解剖図・作例等を提示。
担当者プロフィール 田中圭介:主に木を素材に彫刻を制作。歴史的、風土的、個人的な、木と人間の関係を軸として、認識と実在をテーマに彫刻表現の可能性と人間の普遍性を追求している。
研究室:芸術学部棟5階 542研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 段階的な到達度チェック
講評会
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、振り返り
キーワード 木彫
備考 【教職】中・高一種(美術)

木彫道具は専攻で受講者全員分を購入し授業初日に配布する。受講者が既に所持している道具で重複するものがある場合、商品の返品が可能であれば返金という対応も考えられるため、所持している木彫道具を初日に持参すること。

対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。