科目名 彫刻実習UA
単位数 6.0
担当者 芸術学部 准教授 岩崎貴宏
履修時期 前期
履修対象 美術学科彫刻専攻2年次
講義形態 実習
講義の目的 「テーマ制作(ミクストメディア)」、「3Dスキャン&プリント講習」からなる科目。

「テーマ制作(ミクストメディア)」では、与えられたテーマに基づき自由な素材や技法で彫刻作品を制作することで、自身の表現の方向性を知る機会とする。また彫刻制作に必要な対象を構造的、立体的に把握する力を養うとともに、素材による表現の違いを学び、応用力を養う。講評時に、作品についてのプレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。

「3Dスキャン&プリント講習」では、3Dスキャナー・編集ソフト・3Dプリンターの使い方を学び、実際にそれらの技術を使って作品を制作することで、デジタル技術を用いた彫刻表現の可能性を体験的に学習する。講評時に、授業を通して考えたことについてのプレゼンテーションを行うことで、自身の考えを他者に伝える力を養う。
到達目標 1年次に習得した塑造、木彫、石彫実習で培った基礎をさらに展開、応用し、造形力を高めるとともに、より自発的で自由度の高い表現技術の習得を目指す。
3Dスキャナー・編集ソフト・3Dプリンターの使い方を習得し、これらの技術による彫刻表現の可能性について考察する。
(主体性、思考力、表現力、技能、)
受講要件 1年次における彫刻専攻の専門科目をすべて履修し終えていること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 様々な素材を使用した現代の彫刻表現、3Dスキャンとプリント技術を用いた表現について調査する。
講義内容 「テーマ制作(ミクストメディア)」、「3Dスキャン&プリント講習」
(指導教員、准教授 岩崎貴宏)

第1回 導入(課題説明、スケジュール説明)
第2回 ミクストメディアについての講義 企画テーマ決定
第3回 美術館鑑賞
第4回 アーティストリサーチとプレゼンテーション
第5回 自己紹介プレゼンテーション1(半数)
第6回 自己紹介プレゼンテーション2(残り半数)
第7回 素材のリサーチ・素材の実験
第8回 中間プレゼンテーション
第9回 制作
第10回 3Dスキャナーハードウェア・ソフトウェア紹介、3Dプリント作品
第11回 3Dプリント作品プラン教員へのプレゼンテーション、制作、3Dプリント
第12回 3Dプリント作品展示、作品プレゼンテーション、講評
第13回 制作
第14回 作品展示
第15回 講評,まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度 30%
テーマ制作(ミクストメディア)提出作品 50%
3Dスキャン&プリント講習技能習得 20%
教科書等 参考資料・美術解剖図・作例等の提示。必要に応じてコピーを配布する。
担当者プロフィール 岩崎貴宏:素材やスケール、テーマの異なる作品を組み合わせることで、複眼的な視点や、鳥瞰的なスケール感や、虫瞰的な素材と細部への観察というように見る 人の視点を変化させることが主な研究テーマ。
研究室:芸術学部棟5階 541研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 個別ミーティング
講評会
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、調査活動、振り返り
キーワード 現代美術、ミクストメディア、3Dデジタル技術
備考 【教職】中・高一種(美術)

対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。