科目名 造形実習UA
単位数 6.0
担当者 講師 藤江竜太郎、教授 吉田幸弘
履修時期 前期
履修対象 2年次(立体造形)
講義形態 実習
講義の目的 身の回りに潜在する要素にスポットをあて観察し、そこからテーマにもとづいた表現の制作と、そのためのプレゼンテーションの基本を学ぶ。
到達目標 日常生活のなかで関わる事物を意識的に観察する能力を身につける(知識)
展示発表を通して社会とのつながりを意識できるようになる。(技能)
作品制作を通して制作の意図を他者に伝達する能力を身につける(表現力)
受講要件 デザイン工芸学科1年次専門科目を全て履修済みであること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 関連するテーマの調査を行い、ファイルに整理をしておくこと。
講義内容 ? 『リサーチ・プレゼンテーション』
・世の中にある優れた製品を調査し、その魅力をプレゼンテーションする。
・自らの価値観を意識的に分析し、他者と共有するための手法を習得する。
1)観察調査を通して得た情報を共有するための資料作成

? 『風をみる』
・風という非視覚的事象に焦点を当て視覚化させる、その計画設計と実制作をおこなう。
・空気の動きからなる事象の考察。立体造形デザインのプロセスとその段階における技法の習得。
2)自然の考察
3)素材の機構調査
4)物理的思考と実験
5)空間の認識と提案

3.『CUSTOM』
・市販の製品をベースとしたオリジナルカスタムの製作から、モノの機能、外観の両軸線からの展開を考察する。
・大量生産により製造される機能的な市販の商品の付加価値を高めることで、道具に対する愛着をより一層高める。
6)モノの機能調査
7)使用シーンの具体化
8)カスタムの設計
9)カスタムの実施と検証

? 『NEW ジュエリー』
・既成のアクセサリー製作を通して、新たなジュエリーの提案と制作をおこなう。
・シルバーアクセサリーの制作と取材をを通して、ジュエリーの概念を思考し、本質的なジュエリーのあり方を探る。立体造形デザインのプロセスとその段階における技法の習得。
10)装飾と心理
11)デザインと造形
12)アイデア実現の手法
13)提案作品の客観性
14)ポスター・DM制作
15)展示空間の構成・ライティング方法

・各課題のテーマについて深く考察することに加え、各課題の連続性についても意識すること。
・各課題は週1回程度の中間チェックを行い、最終提出日には3Dスタジオ内で展示し講評を行う。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度 10%
提出作品 60%
最終プレゼンテーション 30%
教科書等 必要に応じて資料を配布する。
下記に指定する工具を準備すること。
・インパクトドライバー
・コンベックス
・ノギス
・ノコギリ
担当者プロフィール 教授 吉田 幸弘 研究室:芸術学部等3階 345研究室
准教授 藤江 竜太郎 研究室:芸術学部等3階 344研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 提出作品とプレゼンテーションに対して直接講評を行う。
アクティブ・ラーニング P B L手法、T B L手法、プレゼンテーション、調査活動、制作活動
キーワード 立体造形、プロダクトデザイン、プレゼンテーション、作品制作、ジュエリー、カスタム、ライティング、撮影
備考 各工房の利用規則を厳守し、事故の無いように安全作業を心がける。
期間中に必ず学外での展示発表を行う。
・【教職】中学校教諭一種免許状(美術))、高等学校教諭一種免許状(工芸) 必修科目