科目名 | 造形実習VA | ||
単位数 | 6.0 | ||
担当者 | 教授 吉田 幸弘 准教授 藤江 竜太郎 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 3年次(立体造形) | ||
講義形態 | 実習 | ||
講義の目的 |
・生活にかかわる衣食住の住といった要素から「座の文化」にスポットをあて、それぞれの基本となる造形理念とその実現のための材料研究と製作技術、ならびにプレゼンテーションの基本を学ぶ。 ・大学資料館の収蔵品の調査を通して、「座の文化」の基本となる造形について理解する。 |
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到達目標 |
過去の椅子の調査を通じ、歴史的変遷を理解し、世界のデザインを知る。(知識) 実測を通じ人間工学的に最適な寸法を導き出す。(判断力) 社会や生活に関わる作品を創作するための造形技術を身に付けている。この授業では材料の研究を通して最適な素材や人一人が座れる椅子を製作するための図面を作成することができる。(技能) プレゼンテーションの手法を学び、自身のデザインした椅子を魅力的に他者に伝えることができる。(表現力) |
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受講要件 | 1年次、2年次におけるデザイン工芸学科の専門科目を全て履修済みであること。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | 必修科目のため | ||
事前・事後学修 | 椅子や空間デザインの優れた事例を幅広く学んでおくこと。 | ||
講義内容 |
『座』 <課題>過去、現在の椅子の調査分析を通じ、オリジナルデザインの椅子の計画設計と、実材による1/1制作をおこなう <出題意図>人とモノ、場の相互関係を把握した上で、素材と構造の関係を知る 立体造形デザインのプロセスとその段階における意義と手法の習得 <立案条件>素材は自由とする <作品形式>現物1点、三面図、調査レポート 1)課題説明 2)デザイナーズチェア:調査 3)デザイナーズチェア:計測 4)デザイナーズチェア:ドローイング 5)デザイナーズチェア:プレゼンテーション 6)素材加工:木工加工実習 7)素材加工:金属溶接実習 8)制作技法:取材 9)制作:立案 10)制作:1/5模型 11)制作:製図 12)制作:素材実験 13)制作:加工 14)制作:プレゼンテーション 15)展示 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
積極的授業参加度(毎週のチェック)20% 調査レポート10% 三面図提出10% 1/5モックアップモデル10% 提出作品50% 上記のそれぞれで制作した作品を点数化しし評価する。 すべての作品提出を単位取得の最低条件(可)とし、完成度の高い作品を(良)、さらに独創性に優れたものを(優)、さらに秀でたものを(秀)とする。提出された実作品とポートフォリオ、講評時の作品のプレゼンテーションを点数化し評価する。 |
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教科書等 | 必要に応じて配布する。 | ||
担当者プロフィール |
教授 吉田 幸弘【車メーカーで5年間カーデザイン関連の業務を行う】研究室:芸術学部棟3階345研究室 准教授 藤江 竜太郎 研究室:芸術学部棟3階344研究室 |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 完成したものを実際に使用し、検証する。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 座、身体性、生活シーン | ||
備考 |
中学校一種免許状(美術)、高等学校一種免許状(工芸)必修科目 大学資料館の収蔵資料の計測をふくめた調査発表、県内外の木工・家具メーカーの工場見学等に参加すること。 |