科目名 テーマ研究(演習)
単位数 6.0
担当者 納島正弘(教授)、デザイン工芸学科全教員
履修時期 通期
履修対象 3年次
講義形態 演習
講義の目的 ・与えられたテーマに沿って、各自の制作に必要な資料の収集、リサーチなどを積極的に行い作品制作を行う。
・講評会では、作品制作の研究経緯や、制作意図を明確にプレゼンテーションできる様努力する。
・公開展示に向け、各自が役割を担い展覧会の成功に向け努力する。
到達目標 1、デザイン工芸の各専門分野における、歴史的変遷を理解し、表現の知識を身につけている(知識)
2、各分野の作品制作における表現技術を身につけている(技術)
3、テーマについて深く思考する能力を身につけている(思考力)
4、創作課程における問題に対して、効果的な解決策を見出すことができる。(判断力)
5、作品と言葉によって、創作に込めた自らの考えを的確に他者や社会に伝えることができる。(表現力)
6、合同発表会を成功させるための役割を担い、他者と協働する姿勢を有している。(協働性)
受講要件 デザイン工芸学科2年次までの専門科目をすべて修得していること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目であるため
事前・事後学修 与えられたテーマについて、様々な角度から知見を広げ、観察、研究し自分なりの考えを構築しておくこと。
講義内容 与えられたテーマに沿って作品を制作する。展覧会を学生自身が企画し、運営する。
第1回:導入・全体ガイダンス 授業の概要説明(4月中旬予定)
第2回:共通テーマと、個々の研究の経緯についてプレゼンテーション
<以下分野別指導により差異があるが、基本的な実技実習の流れとして> 
第3回:提出された研究テーマを基に、担当教員との調整
第4回:研究テーマ、研究計画のプレゼンテーション
第5回:意見交換後の研究テーマの考察、調整、修正
第6回:調整後の研究テーマについて、研究計画書の修正
第7回:研究計画に基づく担当教員とのミーティング
第8回: 個々のテーマに関する事例調査、資料等の収集と整理、分析
第9回: 個々のテーマに関する事例調査、資料等の収集と検討
第10回:制作の構想/素案作成 、担当教員との意見交換
第11回:構想に基づく実験と試作1
第12回:構想に基づく実験と試作2
第13回:実験・試作結果についての担当教員とのディスカッション
第14回:本制作直前の担当教員からの最終チェック(素材的側面及び技術的側面から)
第15回:本制作制作初期過程における担当教員の総合的指導1

第16回:本制作初期過程における担当教員の総合的指導2 
第17回:本制作中期過程における担当教員の総合的指導1 
第18回:本制作中期過程における担当教員の総合的指導2 
第19回:本制作中期過程における担当教員の総合的指導3
第20回:本制作後期過程直前における担当教員との確認
第21回:本制作後期過程における担当教員の総合的指導1
第22回:本制作後期過程における担当教員の総合的指導2
第23回:本制作後期過程における担当教員の総合的指導3
第24回:本制作完成前における担当教員の総合的指導
第25回:本制作 完成、 担当教員による最終確認、プレゼン資料の準備
第26回:完成作品提出・展示 、 合同発表会(公開講評予定)/研究成果プレゼンテーション(学生・教員全員参加)
第27回:展示作品の振り返り、ブラッシュアップと各役割分担のまとめ作業
第28回:分野課題(各所属分野)
第29回:分野課題(各所属分野)
第30回:分野課題(各所属分野)提出、講評
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 合同発表会への作品提出及び講評会でのプレゼンテーション、授業への取り組み姿勢を重視した採点をする。
知識:5%、技能:10%、思考力:10%、判断力:10%、表現力:60%、協働性:5%で換算した素点の合計を評価とする。
教科書等 必要に応じて資料を配布する。
担当者プロフィール 納島正弘
専門分野はグラフィックデザイン全般。
現役35年の経験を生かし、社会に役立つグラフィックデザイン、
地域や一次産業におけるデザイン活用を研究する。
グッドデザイン賞(Gマーク)
ひろしまグッドデザイン賞大賞
広島広告協会企画制作賞金賞、他多数
(公社)日本グラフィクデザイナー協会会員
ひろしまデザインネットワーク会長
2008年広島アートディレクターズクラブ設立、現会長
デザイン公募における審査多数、デザイン専門書掲載多数
2010年JAPAN GRAPHIC DESIGNに選出される
2023年東京ミッドタウンデザインハブにてグループ展「ジカツデザイン」出展
2024年2月「ジカツデザイン」誠文堂新光社に紹介される
講義に関連する実務経験 グラフィックデザイナーで現役35年、25年間デザイン会社を経営し、デザイン関連の講演や他学でも非常勤講師を数多く務めている。
課題や試験に対するフィードバック 実施される合同発表会会場において、自身によるプレゼンテーションを行い、問題点の検証、今後の制作に向けての課題点などをディスカッション、デザイン工芸学科全教員による講評を行う。
アクティブ・ラーニング
キーワード 展示、テーマ 、協働作業
備考 ※2024年のテーマは4月中旬に発表とする。
課題は提出日時を厳守し、講評日(公開プレゼンテーション)には、必ず参加のこと。
自己の作品制作に励むと同時に、展覧会開催のための準備を他者と協力して行うこと。