科目名 | 造形実習VB | ||
単位数 | 6.0 | ||
担当者 | 准教授:内堀 豪、 教授:永見 文人 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 3年次(金属造形) | ||
講義形態 | 実習 | ||
講義の目的 | 本実習では、後期に行う2つの展示プロジェクトに関わる計画と作品制作に取り組む。課題を通じて、作品制作については、金属造形の基礎技法の応用と展開を図りながら、創作に対する意識の向上と客観的視点を養う。また、展示計画ではキャリア形成の一環として、テーマ設定から会場設営までの流れを実践的な取り組みを通じて学習する。 | ||
到達目標 |
・自らの制作と社会との関連を思考し、次代の文化芸術を創造するために、柔軟に想像したものを論理的に構想することができる。(思考力) ・創作過程における問題に対して、効果的な解決策を見出すことができる。(判断力) ・作品と言葉によって、創作に込めた自らの考えを的確に他者や社会に伝えることができる。(表現力) ・社会との関わりの中で、自らの感性を創作に生かそうとする姿勢を有している。(主体性) ・自らの創作を通じて、他者と協働する姿勢を有している。(協働性) <プロジェクト1> 各自で架空のブランドを設定し,商品企画から販売までのプロセスの調査・研究を通じ、モノづくりのシステムについて理解する。 プロジェクト展示における作品出品の構成メンバーは、金属造形分野全学生とし、発表は学内で行う。展示の企画から店舗設計、展示レイアウトなどの準備を、学部3年生が中心となって協力して行う。 <プロジェクト2> 共通のテーマに応じ、個々に作品を制作し展示する。来客者にプレゼンテーションすることで表現の幅を広げる。コンセプトからプレゼンテーションに及ぶグループ内での個々の作品発表を計画・実施する事で、制作と発表の幅を広げていく。プロジェクト展示における作品出品の構成メンバーは、金属造形分野学部3年生のみとし、発表は、学外の画廊等で行うことを目標とし、3年次の課題作品も展示することで、各自の制作方針なども含め、プレゼンテーションする。 |
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受講要件 | 造形実習VAと1年次、2年次におけるデザイン工芸学科の専門科目を全て履修済みであること。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | 必修科目のため。 | ||
事前・事後学修 |
課題に関連する図書や展覧会等を通じ自己意識を確立させ、制作後は各自、作品の記録とプロセスをまとめること。(ポートフォリオの作成) 指導教員と相談の上、計画書を作成し制作を行なうこと。 |
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講義内容 |
<プロジェクト1> 1. 学園祭における金属造形分野の出店に向けた共同テーマ研究と個々のブランドイメージの作成と整理 2. 作品制作のための素材・技法研究、広報のためのリーフレット等作成 3. 作品制作、店舗の見取図と作品の展示・販売計画の作成(ロゴマーク、タグ、店舗装飾等) 4. 模擬店のための店舗設営及び作品のディスプレー 5. 作品展示期間:会場風景の撮影、来場者へのプレゼンと意見交換の記録をレポートとして整理 6. 作品の記録と展示プロセスをまとめグループで1冊提出 7. プレゼン及び講評会 <プロジェクト2> 8. 学部3年生の学外展に向けた個々の制作コンセプトの作成と整理 9. 展示計画の作成(商品,ロゴマーク,店舗装飾等),広報用のリフレット等の計画 10. 作品制作のための素材・技法研究 11. 中間プレゼン(各自の制作コンセプトと来客者へのプレゼン方法の確認) 12. 作品制作のための素材・技法研究、広報のためのリフレット等作成 13. 作品展示期間:会場風景の撮影、来場者へのプレゼンと意見交換の記録 14. プレゼン及び講評会 15 レポートの整理 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
作品のプレゼンテーション(講評日)と、作品の写真・展示プロセス等をまとめたレポートを加味して提出作品を総合的に評価する。 概ね「授業への取組姿勢とレポートファイル」(50%)、「プレゼンテーションと提出作品」(50%)として評価する。 |
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教科書等 |
教科書:特になし 参考資料:項目ごとに適宜資料を配付する 部分的に電子教材を使用するため、授業の際にはPC又はタブレットを必ず持参すること |
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担当者プロフィール |
・内堀 豪(芸術学部棟3階:322研究室) 金属工芸の技法をベースとして作品制作と表現の研究を行っている。 ・永見文人(芸術学部棟3階:324研究室) 専門は金属工芸である。材料、技術の可能性を常に意識しながら工芸、金属造形の分野において研究・作品発表を行うと同時に、平成6年の開学以来30年間、金属造形分野の学生の指導を担当している。 日展 会友、現代工芸美術家協会 本会員 |
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講義に関連する実務経験 |
・内堀 豪 令和3年度着任。東京藝術大学工芸科助教、東京藝術大学彫金研究室・大学院保存修復工芸研究室非常勤講師、山脇美術専門学院ジュエリーデザイン科、長岡造形大学、日本大学創成デザイン学科等で平成7年より28年間、一貫して工芸やデザインの教育に携わる。 ・永見文人 専門は金属工芸である。材料、技術の可能性を常に意識しながら工芸、金属造形の分野において研究・作品発表を行うと同時に、平成6年の開学以来30年間、金属造形分野の学生の指導を担当している。 日展 会友、現代工芸美術家協会 本会員 |
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課題や試験に対するフィードバック | ・各プロジェクトの準備の段階、個々のブランドの設定課程やコンセプト展示プロセスなどをA4ファイルに記録として提出し、3年生のメンバーで頻繁に討議する。個々の創作と社会との関わりを検証することで、授業のフィードバックとする。 | ||
アクティブ・ラーニング |
プロジェクトを進行させて行く上で、各自が主体的にプレゼンし、ディスカッションを実施することで、問題点を探りながら、一つの結論へと導いて行く。 ・PBL、ジグソー、フィールドワーク |
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キーワード | ブランドとは、ブランディング、ブランドマネジメント、作品と市場、作品と商品、 | ||
備考 |
・中学校一種免許(美術)必修科目 ・高校一種免許(美術) 必修科目 ・高校一種免許(工芸) 必修科目 |