科目名 | ヨーロッパ国際関係史T | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 大庭千恵子 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 博士前期課程1・2年次 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 |
ヨーロッパ国際関係の現状(新型コロナウィルス感染症拡大の影響、離脱後の英国とEUの関係、2022年ウクライナ危機への対応など)を踏まえ、ヨーロッパが直面している諸課題について考察します。 現在進行形のヨーロッパ政治・経済を理解するための基礎知識と歴史的背景を学び、受講生の修士論文執筆テーマが、ヨーロッパ情勢の変化からどのように影響を受けるのかについて、各自が意識できるようになることをめざします。 |
||
到達目標 |
世界情勢にもさまざまな影響を与えるヨーロッパ国際関係(政治・経済・社会)の動向について、基礎知識を身につけ、その歴史的背景について理解できる。(知識・技能) 各受講生の修士論文課題が、ヨーロッパ情勢の変化から受ける影響などについて、それぞれの視点から説明できる。(知識・技能、思考力) |
||
受講要件 | 受講生と相談して、各自の修士論文課題と関連したトピックを授業内容やテキスト講読に取り入れていきますので、メール連絡のうえ(ooba@hiroshima-cu.ac.jp)、初回イントロダクションへの出席をお願いします。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前に授業に関係する参考文献や資料を読み、自分の考えをまとめる。 授業内容を踏まえて、自分の修士論文課題が、ヨーロッパを含む現代の国際関係とどのように関連しているのかについて考える。 |
||
講義内容 |
I. 現代ヨーロッパ国際関係の現状と課題 1.イントロダクション(1):国際関係の文脈からみるヨーロッパ情勢 2.イントロダクション(2)ヨーロッパ国際関係と欧州連合(EU) 3.英国のEU離脱(1)“Brexit”の影響 4.英国のEU離脱(2)スコットランドおよび北アイルランドの動向 5.英国のEU離脱(3)英国離脱後のEU 6.ヨーロッパ国際関係(1)EU加盟国における政治動向 7.ヨーロッパ国際関係(2)国境を超える諸活動の再編 8.ヨーロッパ国際関係(3)EU加盟候補国との関係 9.ヨーロッパ国際関係(4)トルコとの関係 10. ヨーロッパ国際関係(5)ロシアとの関係 11. ヨーロッパ国際関係(6)「ヨーロッパの東」が抱える諸課題 12.ヨーロッパ国際関係(7)中国との関係 III. 考察 13. Active Learning@ 受講生の専攻分野とヨーロッパ国際関係 14.Active LearningA 受講生の修士論文課題とヨーロッパ国際関係 15. まとめの考察 * 受講生の修士論文課題に応じて、授業内容等を修正することがあります。 |
||
期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
事前の授業準備:10% 授業参加度:プレゼンテーション 50% 授業参加度:ディスカッション 40% |
||
教科書等 |
ヨーロッパ国際関係に関連した文献・論文・参考資料などを、受講生と相談のうえでテキストとして用います。 参考書・参考資料など: 臼井陽一郎/中村英俊編著『EUの世界戦略と「リベラル国際秩序」のゆくえ』明石書店、2023年。 その他、受講生の修士論文課題と関連した文献・論文・参考資料などを紹介します。 |
||
担当者プロフィール | 国際関係史専攻。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 毎回の授業において、フィードバックを行います。 | ||
アクティブ・ラーニング |
事前の授業準備 授業でのプレゼンテーションおよびディスカッション 振り返り |
||
キーワード | ヨーロッパ国際関係、欧州連合(EU)、ブレグジット、ヨーロッパ政治、リベラル国際秩序 | ||
備考 |