科目名 | 開発社会学/人類学 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 准教授 目黒 紀夫 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 博士前期課程1・2年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 開発社会学/開発人類学の専門書を、その研究方法および研究結果(先行研究レビュー、課題設定、情報収集、データ分析、結論付けなど)を意識的かつ批判的に検討しながら精読できるようになる。 | ||
到達目標 |
・開発社会学/人類学の専門書の内容を理解する。(知識) ・開発社会学/人類学の専門書を読み、その研究方法と研究結果を説明できるようになる。(技能・思考力・判断力) ・開発社会学/人類学の専門書を読み、その研究方法と研究結果を批判的に議論できるようになる。(思考力・判断力・表現力) |
||
受講要件 | 「国際開発学」の単位を修得済みであること。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 事前学習:教科書の指定された範囲を精読し、その内容についてレジュメをあらかじめ作成する。 | ||
講義内容 |
第1回:イントロダクション――著者の問題関心と調査地を決めるまでの経緯 第2回:研究の背景と課題 第3回:先行研究レビュー(1)――コミュニティ主体の保全 第4回:先行研究レビュー(2)――人間と野生動物の関係 第5回:対象社会の概要――マサイ 第6回:対象地域の歴史――アンボセリ 第7回:保全と便益(1)――「完全な参加と関与」の展開 第8回:保全と便益(2)――便益が保全を裏切る可能性 第9回:権利者としての選択(1)――権利と契約の理解 第10回:権利者としての選択(2)――私的土地所有権と生計戦略 第11回:外部者との対話(1)――民間企業との契約交渉 第12回:外部者との対話(2)――住民が激怒する時 第13回:コミュニティの代表=表象(1)――危機に際しての語り 第14回:コミュニティの代表=表象(2)――地域における人間と野生動物の関係 第15回:まとめ――さまよえるマサイ社会と野生動物の関係 |
||
期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
各回の授業における議論への貢献度:25% 最終レポート(授業を踏まえた開発社会学/人類学の研究計画の作成):75% |
||
教科書等 | 教科書:『さまよえる「共存」とマサイ――ケニアの野生動物保全の現場から』(目黒紀夫、新泉社、2014年) | ||
担当者プロフィール |
専門はアフリカ地域研究、環境社会学、開発社会学。ケニア南部のマサイ社会において2005年からフィールドワークを実施。他にタンザニア北部のイコマ社会、熊本県の水俣、島根県隠岐郡の海士町にも定期的に通っている。 研究室:国際学部棟5階538 |
||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック |
学生の作成レジュメと発表、議論については授業内で講評をする。 最終レポートについては締め切り後に出題意図と評価基準などを説明する。 |
||
アクティブ・ラーニング | プレゼンテーション、ディスカッション | ||
キーワード | 開発社会学/人類学、野生動物保全、マサイ、ケニア | ||
備考 |