科目名 日本産業論T
単位数 2.0
担当者 非常勤講師 平野 実
履修時期 前期
履修対象 博士前期課程1、2年
講義形態 演習
講義の目的 本講義では,日本産業の歴史的経緯を,日本的経営や雇用システムの変遷を中心に取り上げて考察する。講義では,各自が所定の文献を講読し,要旨,著者の意図,疑問点,議論の発展の可能性などについて報告を行い,その後全員で討論する。本講義の主要な目標は,日本的経営や日本企業の雇用システムの変遷を中心に学習することによって,日本産業論についての理解を深めることである。
到達目標 日本産業の歴史的経緯,および,日本的経営や日本企業の雇用システムの変遷について説明できる。
受講要件 「日本産業論U」を合わせて受講することが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 履修者は,教科書の当日報告担当箇所を熟読して授業に臨むこと。また,報告者は,報告日前日までに報告資料を全員にメールにて送付し,人数分の報告資料を印刷して当日用意すること。
講義内容 1.イントロダクション
2.日本の経営
3.能力主義管理―その理論と実践
4.職能資格制度―その設計と運用
5.日本の熟練―すぐれた人材育成システム
6.人本主義企業
7.心理学的経営
8.知識創造企業
9.日本の雇用―21世紀への再設計
10.経営の視点による人材マネジメント論
11.日本企業の復活 
12.定年破壊
13.新時代の「日本的経営」
14.雇用改革の時代
15.新しい労働社会
※授業の順序は変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業への参加度,および,課題発表や期末レポートを総合的に評価する。
教科書等 教科書:海老原嗣生・荻野進介『名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち:「誰もが階段を上れる社会」の希望と葛藤』白桃書房。
担当者プロフィール 現在,県立広島大学地域創生学部,および,大学院総合学術研究科情報マネジメント専攻教授。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 報告資料については,報告当日に講評する。
アクティブ・ラーニング
キーワード 日本産業,日本的経営,雇用システム
備考 履修予定者は,第1回目の授業において,各自の報告担当箇所を決定するため,必ず指定された教科書を用意して出席すること。 

注:対面授業を予定しているが,状況によりオンライン授業(ZOOM)となる場合がある。