科目名 | 現代思想U | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 上尾真道 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 大学院 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 20世紀フランスにおいて、哲学のみならず人類学・精神分析・文学・政治思想といった学問分野に領域横断的に影響を与えた構造主義の思想、およびその批判的超克を試みたポスト構造主義の思想について学ぶ。その前史からたどり直しつつ、構造主義・ポスト構造主義の様々な思想家の思想の要点について知識を獲得し、それが現代社会の考察にどのように反映できるか考える。 | ||
到達目標 |
・構造主義およびポスト構造主義の全体像と思想的特徴について説明することができる(知識・技能) ・20世紀フランスの思想家の数名の名前を挙げて、その思想の輪郭を解説できる(知識・技能) ・学習した思想内容が現代においてもつ意義について思考することができる(思考力・判断力) |
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受講要件 | 現代思想Iから引き続き受講することが望ましい | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 授業で紹介した文献・作品などについては、授業後に自分で積極的に調べてください。また授業前には前回の内容について復習を行ってください。 | ||
講義内容 |
1 導入:構造主義とポスト構造主義 2 モースと贈与論 3 フロイトの無意識 4 ソシュールとヤコブソン 5 レヴィ=ストロースの構造主義人類学 6 アルチュセールのマルクス再読 7 イデオロギーについて(ラカンとアルチュセール) 8 フーコーの『言葉と物』 9 コギトと狂気(フーコーとデリダ ) 10 ドゥルーズの差異の哲学 11 サドからマゾッホへ(ラカンとドゥルーズ) 12 ドゥルーズの構造主義論 13 68年とエディプス批判(ドゥルーズとガタリ) 14 生成変化と内在の哲学へ(ドゥルーズとガタリ) 15 全体まとめ |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
授業内のミニレポート:50% 最終レポート:50% |
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教科書等 | 参考書:上尾真道『ラカン 真理のパトス』(人文書院 2017) | ||
担当者プロフィール |
精神分析家ジャック・ラカンの思想を中心にフランス哲学・現代思想を研究しています。 |
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講義に関連する実務経験 | 特になし。 | ||
課題や試験に対するフィードバック | 授業のなかで、課題について講評を実施します。 | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 構造主義、ポスト構造主義、フランス哲学、フランス現代思想、人類学、精神分析、マルクス思想 | ||
備考 |