科目名 | 現代社会論T | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 湯浅 正恵 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 博士前期課程1、2年 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 | 今期は、被爆地ヒロシマの「平和」について考えます。国際平和文化都市をまちづくりの最高目標とする広島は「核兵器廃絶」と「世界恒久平和」を掲げ、平和行政に長年取り組んできました。しかし2011の東京電力福島第一原子力発電所事故と2021年に発効した核兵器禁止条約は、広島の平和運動を変容させ、平和行政のあり方にも変更を迫っています。本演習ではこれまでの被爆地の平和運動と平和行政を振り返りながら、現在ヒロシマの直面する課題を、市民、地方政府、国家、国際社会のそれぞれの水準で考えます。 | ||
到達目標 | 広島の「平和」を事例として、記憶と想念の動態的関係とその政治性について考え始める契機とします。 | ||
受講要件 | 広島の平和運動と平和行政についての基礎的知識があること。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前:演習はテーマごとに2コマ予定しています。毎週演習に使う文献は読んで参加します。 また一週目は講師が、二週目は受講生がレジュメを作成して発表します。 事後:期末にはまとめの発表を受講生が行い、全員で討論します。 |
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講義内容 |
1 イントロダクション 2・3 被爆地ヒロシマ 4・5 広島の平和運動 6・7 平和行政 8・9 東京電力福島原子力発電所事故と広島 10・11 核禁止条約と広島 12・13 「広島市平和推進基本条例」 14・15 期末発表・討論とまとめ *受講生の人数などにより内容を変更する場合があります。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 平常点(50点)と期末発表とレポート(50点) | ||
教科書等 | 参考文献: Challenging Nuclear Pacifism in Japan: Hiroshima's Anti-nuclear Social Movements (Yuasa 2023)Routledge. 他の文献は演習内で適宜指示します。 | ||
担当者プロフィール | 広島生まれ。英国シェフィールド大学国際学研究科に学び、グローバル化の中での新しい社会関係についての理論とフィールドワーク両方からのアプローチを試みている。研究室は国際学棟730号室です。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 演習時間内に行います。 | ||
アクティブ・ラーニング | レジュメ発表と討論により受講生間の学びあいを期待しています。 | ||
キーワード | 広島、平和運動、平和行政、核 | ||
備考 |