科目名 中東イスラーム社会論U
単位数 2.0
担当者 准教授 田浪亜央江
履修時期 後期
履修対象 博士前期課程1、2年
講義形態 演習
講義の目的 前期に引き続き、社会システムとしてのイスラームと中東地域に関わるテーマを意識しつつ、履修生の研究内容に資する文献を相談しながら選び、講読する。また履修者の希望や研究の進度に応じ、履修者の研究テーマと本授業の内容が関わりを持つ内容を中心に、研究発表を行う。
到達目標 文献を読み、それを自分の論文のなかで用い、議論を構築する方法を身につける。(知識・技能・思考力)
受講要件 特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 選んだ文献の決められた範囲を事前に必ず読んでくること。
講義内容 文献購読を行う。
第1回:オリエンテーション
第2回:オリエンタリズム概論
第3回:オリエンタリズムと日本
第4回:日本におけるオリエンタリズム
第5回:西欧とイスラーム 近代以降
第6回:西欧とイスラーム 1980年代以降
第7回:西欧とイスラームの関係から日本が学ぶこと
第8回:日本におけるイスラーム
第9回:日本における「もてなし」とイスラームの「ディヤーファ」
第10回:「歓待」概念とイスラームの「ディヤーファ」
第11回:日本におけるムスリム子弟の学校教育
第12回:日本におけるムスリム子弟の社会教育
第13回:政教分離とイスラーム・概論
第14回:政教分離とイスラームをめぐる論点
第15回:まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 発表および発言(50%)、文献に関するペーパー(50%)
教科書等 履修生と相談の上テキストを選びます。
担当者プロフィール 大学在学中にシリア・ダマスカス大学留学。大学院在学中にパレスチナ(イスラエル)留学。
講義に関連する実務経験 2006年4月〜2009年3月 独立行政法人国際交流基金(中東における学術交流事業に従事)、2009年4月〜2013年3月 外務省語学研修所(アラビア語指導)
課題や試験に対するフィードバック 期末課題を除き、授業中に提出内容についてコメントします。
アクティブ・ラーニング
キーワード イスラーム 中東 オリエンタリズム 国民国家 難民
備考