科目名 | 地域研究演習T(東ヨーロッパ研究) | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 大庭千恵子 | ||
履修時期 | 前期 | ||
履修対象 | 博士後期課程 1年次 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 |
「中東欧」概念は、歴史的にも地理的にも、国・地域・時代によりその定義が異なる概念です。また、度重なる国境の変動や、「民族のモザイク」と称される多様性・複雑性などから、明白な境界を引けない不定型な地域という側面もあります。しかしながら、ドイツとロシアの「はざま」にあることから発生する諸課題は、他の地域にも通底する問題を提起していると考えることもできます。 この授業では、ヨーロッパの東部地域において現在進行形でどのような状況が発生しているのかについて検証し、歴史的背景を踏まえて説明できるようになることを目指します。 |
||
到達目標 |
ヨーロッパの東部地域における、政治・経済・社会の動向について、歴史的背景を踏まえた基礎知識を身につける。(知識・技能) 受講生の博士論文執筆テーマとヨーロッパ東部地域の状況に通底する課題について説明できる。(知識・技能、思考力) |
||
受講要件 | ヨーロッパ東部地域に関する博士論文執筆に必要な言語能力を持っていること。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前に授業に関係する文献や資料を読み、自分の考えをまとめる。 授業で取り組んだテーマに関して、自分の博士論文との繋がりを意識しつつ、深める。 |
||
講義内容 |
1.イントロダクション 2.中・東欧概念とその多様性 3.南東欧概念とその多様性 4. ヨーロッパ国際関係における「はざま」の地域とは 5.第一次世界大戦前の状況 6.民族自決権と「国民国家」形成 7.両大戦間期の状況 8.第二次世界大戦期の状況 9.「ソ連・東欧圏」の成立 10. 独自な社会主義 11. 緊張緩和と東欧諸国 12. 冷戦構造の終焉 13. 東欧諸国における民主化@ 14. 東欧諸国における民主化A 15. まとめ |
||
期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
事前の授業準備 10% 授業参加度:プレゼンテーション 50% 授業参加度:ディスカッション 40% |
||
教科書等 | 教科書は指定せず、受講生の博士論文課題と関連した文献・論文・参考資料をテキストとして使用します。 | ||
担当者プロフィール | 国際関係史専攻。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 毎回の授業において、フィードバックを行います。 | ||
アクティブ・ラーニング |
事前の授業準備 プレゼンテーション ディスカッション 振り返り |
||
キーワード | ヨーロッパ国際関係、中東欧、南東欧、EU、民族、国民国家 | ||
備考 |