科目名 | 地域研究演習U(東ヨーロッパ研究) | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 教授 大庭千恵子 | ||
履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 博士後期課程 1年次 | ||
講義形態 | 演習 | ||
講義の目的 |
東欧諸国は1990年代以降、民主化を経てEUやNATOへの加盟を通じ、広義の「ヨーロッパ」に組み込まれましたが、その過程はそれぞれの状況に応じた課題を孕んでいました。とくに、1990年代のユーゴスラヴィア紛争は、国際社会のみならず他の地域にも影響を与えるものであったことは周知の状況でしょう。 この授業では、1990年代以降のヨーロッパ東部地域の状況に焦点をあて、各国の状況について説明できることを目指します。 |
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到達目標 |
1990年代以降のヨーロッパ東部地域の政治・経済・社会の動向について、各国の状況を踏まえた基礎知識を身につける。(知識・技能) 受講生の博士論文執筆テーマとヨーロッパ東部地域の状況の通底する課題について説明できる。(知識・技能、思考力) |
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受講要件 | ヨーロッパ東部地域に関する博士論文執筆に必要な言語能力を持っていること。 | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 |
事前に授業に関係する文献や資料を読み、自分の考えをまとめる。 授業で取り組んだテーマに関して、自分の博士論文との繋がりを意識しつつ、深める。 |
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講義内容 |
1.イントロダクション 2.ドイツ「再統一」がヨーロッパ東部地域に与えた影響 3.ユーゴスラヴィア紛争@ 連邦国家の解体 4.ユーゴスラヴィア紛争A ボスニア紛争 5.ユーゴスラヴィア紛争B コソヴォ紛争 6.EU新規加盟国としての状況@ ポーランド 7.EU新規加盟国としての状況A チェコとスロヴァキア 8.EU新規加盟国としての状況B ハンガリー 9.EU新規加盟国としての状況C スロベニア 10. EU新規加盟国としての状況D ルーマニア 11. EU新規加盟国としての状況E ブルガリア 12. EU新規加盟国としての状況F クロアチア 13.EU新規加盟国における「法の支配」@ 14.EU新規加盟国における「法の支配」A 15.まとめ |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
事前の授業準備 10% 授業の参加度:プレゼンテーション 50% 授業の参加度:ディスカッション 40% |
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教科書等 | 教科書は指定せず、受講生の博士論文課題と関連した文献・論文・参考資料をテキストとして使用します。 | ||
担当者プロフィール | 国際関係史専攻。 | ||
講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | 毎回の授業において、フィードバックを行います。 | ||
アクティブ・ラーニング |
事前の授業準備 プレゼンテーション ディスカッション 振り返り |
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キーワード | ヨーロッパ国際関係、ユーゴスラヴィア紛争、EU新規加盟国 | ||
備考 |