科目名 地域研究演習V(東ヨーロッパ研究)
単位数 2.0
担当者 教授 大庭千恵子
履修時期 前期
履修対象 博士後期課程 2年次
講義形態 演習
講義の目的 英国のEU離脱を持ち出すまでもなく、EUの加盟国拡大については、現在もはや自明なものではなくなったと言われています。しかし、2022年ウクライナ危機を経て、政治的観点からの加盟候補国認定という新たな状況が生まれました。

この授業では、とくにEU加盟候補国に焦点をあて、EUとヨーロッパ東部地域の関係について考察することを通じて、現在のヨーロッパ国際関係史が抱える諸課題について学びます。
到達目標 EUの東方への拡大について、基礎知識を身につけたうえで、諸課題について学ぶ。(知識・技能)

受講生の博士論文執筆テーマとヨーロッパ東部地域の状況に通底する課題について説明できる。(知識・技能、思考力)
受講要件 ヨーロッパ東部地域に関する博士論文執筆に必要な言語能力を持っていること。

地域研究演習I、II(東ヨーロッパ研究)を受講済であること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 事前に授業に関係する参考文献や資料を読み、自分の考えをまとめる。


授業で取り組んだテーマに関して、自分の博士論文との繋がりを意識しつつ、深める。
講義内容 1.イントロダクション
2.EUによる近隣諸国政策
3.EU加盟交渉とは
4.EU加盟候補国@ セルビア
5.EU加盟候補国A ツルナゴラ(モンテネグロ)
6.EU加盟候補国B 北マケドニア
7.EU加盟候補国C アルバニア
8. EU加盟候補国D トルコ
9.潜在的候補国@ ボスニア・ヘルツェゴビナ
10.潜在的候補国A コソヴォ
11.潜在的候補国B その他
12. EUとのコネクティビティと課題
13. 2022年ウクライナ危機以後の状況
14.広義の安全保障とその課題
15. まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 事前の授業準備 10%
授業参加度:プレゼンテーション 50%
授業参加度:ディスカッション 40%
教科書等 教科書は指定せず、受講生の博士論文課題と関連した文献・論文・参考資料をテキストとして使用します。
担当者プロフィール 国際関係史専攻。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 毎回の授業において、フィードバックを行います。
アクティブ・ラーニング 事前の授業準備
プレゼンテーション
ディスカッション
振り返り
キーワード ヨーロッパ国際関係、EU加盟候補国
備考