科目名 情報科学講究U
単位数 2.0
担当者 教授 田中輝雄
履修時期 後期
履修対象 1、2、3年次
講義形態 講義
講義の目的 効率・環境・安全などの多様な価値観のもとで調和と協調を図ったシステム技術分野において高度な専門的知識・技能・能力を身につける。
到達目標 (1) 課題を正確に理解し、論理的に説明できる。
(2) 課題の内容を適切に把握し、その課題を解決するため、従来の研究結果等を解析、活用することができる。
(3) 従来の研究結果等に基づいた論証を適切に展開でき、適切な結果が導き出せる。
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 教員より適宜個別に指示する。
講義内容 現実社会における諸問題の数学的モデル化と解法、意思決定に関する研究、特に、不確実な環境下および不確定な環境下での最適化に関する研究を行い、人間生活や人間社会を豊かにする数学理論の構築を目指す。確率制御問題(最適停止理論、連続制御理論、インパルス制御理論、リスク鋭感的制御理論、バンディット問題、L∞制御理論、ターゲット問題)、マルコフ決定過程、確率ゲームは、不確実な環境下での意思決定問題の解法、また、情報科学への応用に有効である。現実の問題を数学的に定式化し、数学的な解析、検証方法について講述、研究指導を行う。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 研究活動と発表により総合的に評価する。
教科書等 教員より適宜個別に指示する。
担当者プロフィール 九州大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中退。九州大学理学部数学科助手を経て、平成6年4月広島市立大学情報科学部助教授として着任、平成25年4月教授、現在に至る。博士(理学)。専門は、確率論、確率過程論、計画数学など。確率制御理論、マルコフ決定過程論、確率解析学、集合値解析学に関する研究に従事。日本数学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本数学教育学会、数学教育学会、Institute of Mathematical Statistics、Bernoulli Society for Mathematical Statistics and Probability、INFORMS/Applied Probability Society 会員。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 教員より適宜個別に指導を行う。
アクティブ・ラーニング
キーワード 確率制御問題、最適停止理論、連続制御理論、インパルス制御理論、リスク鋭感的制御理論、バンディット問題、L∞制御理論、ターゲット問題
備考 副指導教員としての「情報科学講究II」を履修する場合は必修