科目名 情報科学講究U
単位数 2.0
担当者 准教授 齋藤 徹
履修時期 後期
履修対象 1、2、3年次
講義形態 講義
講義の目的 情報通信技術と医用情報、生体情報、光・電子計測との融合技術分野において高度な専門的知識・技能・能力を身につける。
到達目標 (1) 課題を正確に理解し、論理的に説明できる。
(2) 課題の内容を適切に把握し、その課題を解決するため、従来の研究結果等を解析、活用することができる。
(3) 従来の研究結果等に基づいた論証を適切に展開でき、適切な結果が導き出せる。
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 教員より適宜個別に指示する。
講義内容 新規医薬品開発の分野において in silico 創薬という言葉があるように、計算化学的手法やシミュレーションを用いたスクリーニングは、実験的手法の相補的な方法論として確立しつつある。特に、実験的に観測が困難な反応を理論的に予見することで、医薬品およびその原料となる化合物合成の高効率化(スケールアップ、コスト削減)に寄与できると考えている。本講義では、医薬品の合理的設計のための効率的な量子化学計算技術の開発、様々な物質変換反応の計算機シミュレーションとそのデータ解析方法に関する講述および研究指導を行う。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 研究活動と発表により総合的に評価する。
教科書等 教員より適宜個別に指示する。
担当者プロフィール 大阪大学大学院理学研究科化学専攻修了。博士(理学)。日本学術振興会海外特別研究員(独 Max-Planck-Institut fur Kohlenforschung)、大阪大学未来戦略機構第三部門特任助教、広島市立大学助教、講師を経て、2023 年 4 月より准教授、現在に至る。専門分野は理論化学、量子化学。現在、強相関電子系を対象とした計算手法の開発、均一系触媒による酸化反応の研究に従事。医用情報科学専攻バイオ情報学研究グループに所属。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 教員より適宜個別に指導を行う。
アクティブ・ラーニング
キーワード 金属酵素、酸化反応、強相関電子系、半経験的分子軌道法、多階層シミュレーション
備考 副指導教員としての「情報科学講究U」を履修する場合は必修