科目名 情報科学講究X
単位数 2.0
担当者 教授 原 章
履修時期 前期
履修対象 1、2、3年次
講義形態 講義
講義の目的 人間の知的活動を支援する知的情報システム技術分野において高度な専門的知識・技能・能力を身につける。
到達目標 (1) 課題を正確に理解し、論理的に説明できる。
(2) 課題の内容を適切に把握し、その課題を解決するため、従来の研究結果等を解析、活用することができる。
(3) 従来の研究結果等に基づいた論証を適切に展開でき、適切な結果が導き出せる。
受講要件 特になし
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 教員より適宜個別に指示する。
講義内容 自然界の生物は、個体レベルでの行動学習、複数の個体間の相互作用による協調行動の創発、集団レベルでの世代交代による進化といった様々なレベルの適応メカニズムにより変動する環境に対処している。生物のこのような適応メカニズムは、自律性、並列性、耐故障性の高さなどの特徴をもち、工学的な問題解決にも有用である。本講究では、集団の世代交代による進化をモデル化した進化計算や、個体間の相互作用をモデル化した群知能研究を取り上げ、これまでの生物的適応システムの特性とその問題点について講述する。また、その問題点を解決する新たな生物的適応システムのモデル化や、実社会の問題に対する生物的適応システムの適用方法について研究指導を行う。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 研究活動と発表により総合的に評価する。
教科書等 教員より適宜個別に指示する。
担当者プロフィール 2002年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2002年広島市立大学情報科学部助手。2007年同大大学院情報科学研究科講師。2010年同大准教授。2021年より同大教授。進化的計算論、群知能、マルチエージェントシステムなどに関する研究に従事。知能工学専攻人間情報学講座所属。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 教員より適宜個別に指導を行う。
アクティブ・ラーニング
キーワード 計算知能,進化計算,群知能
備考