科目名 マルチメディア情報通信特論
単位数 2.0
担当者 准教授 稲村勝樹
履修時期 前期
履修対象 1、2年
講義形態 講義
講義の目的 本講義では社会で使われているICTがどのように使われているか、また今後活用される技術 にどのようなものがあるかについて知ること、また、どのようなIT技術が社会の課題解決に 求められているかに関心をもつことを目的とする。さらに自身でIT技術でどのように社会課 題を解決できるかその方法を提案する力を身につけることとする。

The technical content of this course will focus on multimedia communication technique on the Internet. Topics include multicast transmission and mobile communication protocol and the latest application topics. , you will choose a research topic to resolve social issues using multimedia communication technique and investigate the related fundamental research topics. You will present these topics and discuss it with everyone. Finally, you will write the research proposal on the selected research topic.
到達目標 ・講義するトピックス(マルチメディア通信技術、セキュリティ技術)について理解する。
・社会課題を解決するIT技術について把握する。
・社会課題解決の研究テーマを設定し、その研究計画ができ、その成果をわかりやすく発表 (説明)できる。
・講義中に質問したり、講師からの問いかけに対して考えて回答するなど積極的に講義に参加する。
受講要件 IP、TCP/UDPのプロトコルを理解していること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 ・講義で使うプリントをe-learningシステムもしくはWebClassに掲載するので、事前予習する。
・課題テーマに関する調査を行う。
・発表や討論のための準備をする。
講義内容 最初に社会で活用されているマルチメディア通信技術、情報セキュリティ技術とそれぞれの先端技術 について講義する。IT技術で社会課題を解決するための研究テーマを各自で設定し、そのテーマに関 する要素技術の調査を発表し、討論型式で講義を進める。並行して、設定したテーマの研究計画書を 作成し、最後に設定テーマに関する発表を行う。
1. イントロダクション
2. マルチメディア通信1(マルチキャスト通信)
3 マルチメディア通信2(映像伝送技術)
4. 情報セキュリティ
5. 社会課題解決のためのIT技術
6. 社会課題解決する研究テーマに関する討論準備(テーマ設定)
7. テーマに関する要素技術等調査、討論
8. テーマに関する調査説明 <プロポーザル説明>
9. テーマに関する要素技術調査、説明、討論
10. テーマに関する要素技術調査、説明、討論
11. 研究計画書作成(研究背景)、説明、討論
12. 研究計画書作成(研究内容)、説明、討論
13. テーマに関する発表(前半グループ)、討論
14. テーマに関する発表(後半グループ)、討論
15. 総括(研究計画書の提出と講評)

※1: 授業の順序は変更することがある。
※2: 原則教室での講義とするが、状況によってはオンラインに変更する場合がある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 評価方法:
講義の受講態度、積極性(質問など)、設定したテーマに関する調査、発表内容、討論の様子、作成する研究計画書の評価、中間まとめの課題結果で総合的に評価する。

達成度の評価基準:
1. 講義で扱うトピックスに関して理解していること(20%)
2. テーマに関して研究計画書が作成できること(40%)
3. 研究計画に関するわかりやすい発表資料を作成し、わかりやすい発表ができること(30%)
4. 講義への参加の積極性(10%)
教科書等 授業時に資料をe-learningシステム、もしくはWebClassで提示。
担当者プロフィール 授業内容に関する質問やセキュリティに関する話など何でも聞いてみたいことがあれば、いつでも遠慮なく聞いてください。
電子メール(minamura@hiroshima-cu.ac.jp)のほか、Microsoft Teams、Twitter、Facebookなど、連絡が取れる手段ならいずれでも受け付けています。
また、授業後、もしくは研究室に来て直接話をしてもらっても構いません。
研究室:情報科学部棟別館3階 304研究室

研究テーマは、暗号理論からネットワークセキュリティやシステムセキュリティ、さらにはトラストやセキュリティ心理学まで、情報科学として扱うセキュリティ分野であれば何でもやっています。
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 提出する研究計画書は授業中に講評をする。
アクティブ・ラーニング ディスカッション、調査活動
キーワード マルチメディア通信、情報セキュリティ、映像伝送技術、モバイル通信、社会課題
備考 教職 中・高専修(数学)