科目名 情報物性特論
単位数 2.0
担当者 准教授 八方直久
講師 藤原真
履修時期 前期
履修対象 1・2年次
講義形態 講義
講義の目的 物質の結晶構造や、物性物理、その測定技術の解説やゼミを通して、物質物理(材料工学)、特に半導体物理についての知識や、物性測定の基礎知識を学び、情報技術への応用を思考できる幅広い見識を身につける。
到達目標 ・物性物理学に関する用語,公式,法則,定理等を理解できる.【知識1,知識2,技能1】
・課題の内容を適切に把握し,その課題を解くための公式,法則,定理等を適切に選ぶことができる.【思考力・判断力】
・用語,公式,法則,定理等を適切に使用して説明できる.【表現力】
受講要件 ・特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 参考書を読み、理解して説明することを要望する。
講義内容  1 ガイダンス(物質の結晶構造と物性の関連について)
 2 活性サイトと局所機能構造
 3 原子分解能ホログラフィーによる原子構造解析
 4 散乱と原子像再生
 5 原子位置の揺らぎ
 6 半導体中のドーパント
 7 不均質系材料
 8 第一原理電子状態計算
 9 ナノ材料の種類と物理的な性質
10 シリコンナノ材料の物性
11 シリコンナノ材料のデバイスへの応用
12 ナノ材料の解析
13 電子顕微鏡 
14 走査プローブ顕微鏡
15 まとめ (発表と議論)
※2ー8の内容は八方が、9ー15の内容は藤原が、初回はどちらかが担当する。
※授業の順序は変更することがある。
※授業内容は進行状況等を考慮し変更することがある。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 【評価方法】
提出課題80%,プレゼンテーション20%の比率で成績を総合的に評価する.

【評価基準】
秀,優,良,可,不可の基準は,学生便覧記載のとおりとする.
教科書等 参考書
・大門寛、佐々木裕次「機能構造科学入門」(丸善出版)
・志村史夫「固体電子論入門」(丸善)
担当者プロフィール (八方)物性物理学専攻.原子スケールのホログラフィー技術の開発と、その応用に取り組んでいる.
(藤原)電子物性工学専攻.ナノ材料,質量分析,N体シミュレーションの研究に取り組んでいる.

研究室 :情報棟4階437号室(八方,藤原の共同部屋.藤原は434号室で執務中のことも多い.)
相談時間:随時受け付けますが,まずはメール連絡をおねがいします.
連絡先 :メールは、WebClassから担当教員宛に送ることができます。
講義に関連する実務経験 藤原真:1987年4月〜1988年6月 倉敷紡績株式会社技術研究所に勤務(三次元形状計測装置の開発に従事)
課題や試験に対するフィードバック 出題回以降の授業で解説する.
アクティブ・ラーニング PBL,調査活動
キーワード 半導体、結晶工学、ナノテクノロジー
備考 【教職】高専修(情報)