科目名 | 知能数理特論B | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 |
知能工学専攻 准教授 関根 光弘 知能工学専攻 講師 佐藤 倫治 |
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履修時期 | 後期 | ||
履修対象 | 1, 2年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 |
(1) 力学系の基礎的な手法や概念を修得するとともに,生物学の諸問題のモデル化とその解析から得られる諸結果について学ぶ. (2) 確率論や統計科学をはじめとして多くの分野で用いられている数学の概念や手法を修得する. 具体的には, 確率分布, 推定や検定, 統計モデルなど確率論や統計科学について理論と応用の両面から深く学ぶ. |
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到達目標 |
(1) 微分方程式系の定める力学系の基本的事項や解析手法を修得し,数理生物学のモデルに適用出来る. (2) 統計科学のみならず多くの分野で用いられている数学の手法や概念を整理して体系的に習得することを目標とし, 新しい概念に出会ったときにそれを深く理解するための方法を学ぶ. |
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受講要件 | とくにありません. 受講者の予備知識に応じて導入を行います. | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 単に計算過程を追い理論を理解するのみでなく,質問や,コンピュータによる数値実験を行うことなど積極的な参加を望みます. | ||
講義内容 |
第1回:力学系の基礎事項 (担当 関根光弘) 第2回:安定性の概念とその判定方法 (担当 関根光弘) 第3回:競争モデルとその解析 (担当 関根光弘) 第4回:被食者・被食者モデルとその解析(担当 関根光弘) 第5回:被食者・被食者モデルの精密化とその解析 (担当 関根光弘) 第6回:感染症のモデルとその解析 (担当 関根光弘) 第7回:時間遅れを考慮に入れたモデルとその解析(担当 関根光弘) 第8回:数理生物学への応用(まとめ)(担当 関根光弘) 第9回:確率統計の基礎事項 (担当 佐藤倫治) 第10回:点推定 (担当 佐藤倫治) 第11回:区間推定, 検定の考え方 (担当 佐藤倫治) 第12回:仮説検定 (担当 佐藤倫治) 第13回:比率の推測 (担当 佐藤倫治) 第14回:統計モデル, 単回帰分析 (担当 佐藤倫治) 第15回:重回帰分析 (担当 佐藤倫治) |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
レポートにより, 以下の2点の到達目標についての達成度を評価します. (1) 微分方程式系の定める力学系の基本的事項や解析手法を修得し,数理生物学のモデルに適用できるようになること.(50%) (2) 確率変数や確率分布に関する基本的事項を修得し, 推定や検定, 統計モデルの考え方, 仕組みを理解する.(50%) |
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教科書等 | 教科書はありません.講義資料や参考文献等は講義時に提示します. | ||
担当者プロフィール |
授業内容や宿題などに関する学生の個別学習相談を,随時受け付けます. 授業や会議あるいは出張などで不在のことがあるのでメールで面会の予約の上でお越しください. 関根光弘 専門は幾何学です. トポロジーや力学系とその応用に興味があります. 研究室: 情報科学部棟5階521研究室, sekine@hiroshima-cu.ac.jp 佐藤倫治 専門は数理統計学です.主に多変量統計解析手法について興味があります. 研究室:情報科学部棟5階520研究室, t-sato@hiroshima-cu.ac.jp |
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講義に関連する実務経験 | |||
課題や試験に対するフィードバック | レポートについては後日講評します. | ||
アクティブ・ラーニング | |||
キーワード | 力学系, 数理生物学, 統計的推測, 回帰分析 | ||
備考 | [教職] 高専修(数学) |