科目名 | 生体機能画像解析学特論 | ||
単位数 | 2.0 | ||
担当者 | 医用情報科学専攻 教授 新任教員 | ||
履修時期 | 前期(第2ターム) | ||
履修対象 | 1・2年次 | ||
講義形態 | 講義 | ||
講義の目的 | 放射性薬剤を用いて生体機能を画像化する手法に核医学があり、医療に用いられるだけでなく、分子イメージング技術として創薬研究にも利用されている。核医学の測定原理に加えて、さまざまな画像処理や画像情報解析を学ぶことで、画像から価値ある生体機能情報を得る学識の習得を目指す。先ずは核医学イメージング装置について学び、次に価値ある生体機能情報を得る画像処理について学ぶ。これらを通して、核医学画像が生体機能画像と言われる所以について学び、脳や心臓など臓器の生体機能情報を得る画像解析についても理解を深める。 | ||
到達目標 |
・核医学領域における放射性薬剤および生体機能イメージング技術を修得して、生体機能画像の測定について理解を深める。 ・測定精度を劣化させる因子および補正法についても学修し、画像から価値ある生体機能情報を測定する技術を理解する。 |
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受講要件 | 特になし | ||
履修取消の可否 | 可 | ||
履修取消不可の理由 | |||
事前・事後学修 | 事前学習として講義資料に目を通し、わからない用語等を調べておくこと。事後学習のための課題を課す。 | ||
講義内容 |
1. 講義概要、核医学の歴史 2. 放射性薬剤の特徴 3. 核医学イメージング装置 4. 測定装置のQC 5. 画像再構成 6. 測定精度劣化因子と改善手法(減弱補正・散乱線補正等) 7. 画像処理フィルタ 8. 薬物動態解析 9. 画質評価 10. 脳核医学の生体機能情報 11. 心臓核医学の生体機能情報 12. 腫瘍核医学の生体機能情報 13. 内部被ばく線量評価 14. プレゼンテーション 15. ディスカッション・まとめ ※授業の順序は変更することがある。 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 |
レポート課題50% 講義中のプレゼンテーション・ディスカッションなど50% |
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教科書等 |
適宜資料を配付する。 参考書:石田隆行,桂川茂彦,藤田広志著「医用画像ハンドブック」オーム社,ISBN978-4-274-20955-0 参考書:日本医用画像工学会監修「医用画像工学ハンドブック」国際文献印刷社,ISBN-13: 978-4990666705 |
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担当者プロフィール | 核医学などの医用画像の解析と処理、画像再構成を含む画質改善処理の研究に従事 | ||
講義に関連する実務経験 | 1998年ー2001年京都大学医学部附属病院、2001年ー2007年先端医療センターに勤務(映像医療機器を用いた診断・治療に関する研究開発に従事)。2007年−2024年京都医療科学大学に勤務(核医学診断装置を用いた画像処理に関する教育研究に従事)。 | ||
課題や試験に対するフィードバック |
プレゼンテーションの後に履修者全員で質問およびディスカッションを行って理解を深める。 レポート課題に関するフィードバックは講義時間内に行う。 |
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アクティブ・ラーニング | プレゼンテーション、調査活動、ディスカッション | ||
キーワード | インビボイメージング、薬物動態、生体機能情報 | ||
備考 |