科目名 | 日本画研究(含古典研究)U | ||
単位数 | 8.0 | ||
担当者 | 教授 前田 力 講師 山浦 めぐみ | ||
履修時期 | 通年 | ||
履修対象 | 芸術学研究科造形芸術専攻(博士前期課程)絵画研究 日本画B2年 | ||
講義形態 | 実験 | ||
講義の目的 |
実習課題:古典絵画修了模写、修了制作 ・模写制作 修了模写制作を行う事で古典作品への知識・技能を身につける。 ・修了制作 150号相当の修了制作を行う事で知識・技能・思考力・判断力・表現力を身につける。 |
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到達目標 |
日本画研究(含古典研究)I における成果を踏まえ、その継続的研究とさらなる展開を図る。 ・模写においては古典作品に用いられた素材、技法に対する高度な研究とその造形を支えた時代精神、絵画思想への洞察を通じて広く美術表現への理解をより深める。 (知識・技能・思考力・判断力・表現力・主体性・協働性) ・自由制作においては絵画的命題をより追求し、独創性豊かな表現を実現するための自主的研究姿勢を養うことを目指す。(知識・技能・思考力・判断力・表現力・主体性・協働性) |
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受講要件 | 芸術学研究科造形芸術専攻(博士前期課程)絵画研究 日本画Bに所属し、日本画研究(含古典研究)Tを修得している学生であること。 | ||
履修取消の可否 | 否 | ||
履修取消不可の理由 | 必修科目 | ||
事前・事後学修 |
・模写においては模本に関連する時代背景を研究し、様式、技法材料実習など研究する。 ・日本画制作においては随時取材、資料収集に努め、小下図等を準備。 |
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講義内容 |
課題1 現状模写(修了模写) ・主として東洋画古典作品の現状模写を行う。原本の表現・技法・材料について研究する。 各自の調査に基づき基底材の選定、使用された材料を特定あるいは推定する。 1、模本準備、方針の設定【絹及び紙の選択、作品考察】 2、薄美濃紙にドーサ引き、仮張り 3、上げ写し 4、絹の下地処理、張り込み 5、色見本作成、原本調査 6、絹上げ、彩色 7、裏打ち 8、講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】 課題2 日本画修了制作 「各自のテーマによる制作」(150号程度) 9、素描、スケッチ 10、制作計画【小下図、大下図 等】 11、制作準備【パネル、基底材、描画材 等】 12、日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 13、日本画制作【技法・材料研究、表現性についての研究】 14、講評会 【作品プレゼンテーション(学生)、講評(教員)】 15、修了作品展【額装、キャプション・目録作成、記録、搬入搬出作業】 |
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期末試験実施の有無 | 実施しない | ||
評価方法・基準 | 通常実習中の取り組み姿勢、理解度を実習の各段階ごとにチェックし評価の基準とする。提出作品により造形力、表現技術の到達度を点数化し評価する。実習を通して観察力と基礎的な表現技術を習得し、作品提出する事を単位取得(可)の条件とする。さらに作品に感性の豊かさや表現の的確さが認められるものを(良)、優れたものを(優)、特に優れたものを(秀)とする。 | ||
教科書等 | 模本は原則として美術館等で熟覧調査可能な作品。その他資料は必要に応じて提示する。 | ||
担当者プロフィール |
前田 力・公益財団法人 日本美術院同人 山浦 めぐみ・公益財団法人 日本美術院特待 |
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講義に関連する実務経験 | 前田 力・2000年4月から杉並学院中学高等学校 美術 非常勤講師(2004年3月まで) | ||
課題や試験に対するフィードバック | 実習最終日に学生によるプレゼンテーションと教員による講評でフィードバックを行う。 | ||
アクティブ・ラーニング |
PBL 作品の進捗状況に応じて適宜、学生との対話を通じて制作の意図や考え方を養う。 |
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キーワード | 修了模写 修了制作 | ||
備考 |