科目名 油絵研究CT
単位数 8.0
担当者 教授 志水児王(単位認定者)、教授 釣谷 幸輝(単位認定者)
(他 教授 森永昌司、准教授 石黒賢一郎、講師 原崇浩、講師 菅亮平)
履修時期 通年
履修対象 博士前期課程1年次
講義形態 実習
講義の目的 絵画表現に培った基礎的な造形力を基に、表現媒体の幅広い研究を行う。本授業の目標は、理論とともに版画、又は絵画表現に留まらない造形・インスタレーションなど、それぞれの表現領域で各自が設定したテーマ研究を行う。
(造形・インスタレーション)
絵画から空間表現を伴うインスタレーションまで様々な表現形式を展開し、実験的かつ現代的な美術表現を目指し、自身のテーマを持ちながら概念構築を強化し表現の展開を試みる。
(版画)
版画の領域全般の制作実習を行う。版画全般、それぞれの技法について概説し,実技制作を通して高度な版画技法を体験しながら,版表現の概念と造形の解釈の考察を進める。
到達目標 学外での積極的な発表を行うことが望ましい。
(造形・インスタレーション等)
美術表現を多角的に研究。絵画に留まらない素材研究と同時に、現代における表現の可能性を模索する制作研究を進める。
(版画)
絵画表現のより柔軟で多角的な観点からの展開として、版による表現を通して独自な意味の現代性を探求を進めて行く。
受講要件 (造形・インスタレーション等)
現代の表現に興味を持ち、主体的な研究計画と制作を継続的に進め作品を展開していけること。プレゼンテーション、ディスカッションに積極的に臨めること。
(版画)
学部において版画制作演習、版画制作実習T、版画制作実習U、版画による卒業制作等の経験など、版画全般についての基本的な技法と表現の理解および体験のあることが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 (絵画及び造形・インスタレーション等)
主体的で積極的な取り組み姿勢を継続する。
(版画)
主体的な取り組みの中で版表現の概念と技術の深まりを探求する。
講義内容 (版画 / 造形・インスタレーション等)
自らの創作研究に沿った実技制作

1. ガイダンス(研究実技制作準備等)
2. 研究計画書に基づく個人面談
3. 学生プレゼンテーション
4. 実技課題制作・リサーチなど
5. 実技課題制作・テストピースの制作など
6. 実技課題制作・中間講評に向けての調整
7. フレスコ実習
8. フレスコ実習
9. 実技課題制作・中間講評
10. 実技課題制作・中間講評内容を作品に反映
11. 実技課題制作・再リサーチの検討
12. 実技課題制作・造形面の再検討
13. 実技課題制作・他者の批評等を受け、客観的に制作内容を整理。
14. 実技課題制作・仕上げ・プレゼンテーション準備
15. プレゼンテーション・講評会・作品記録
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 提出作品、研究発表等により研究成果を総合的に評価する。
判定の基準として研究計画書による取り組みや提出作品の内容が満たされていれば「可」とし、提出作品の内容や計画書による達成度が予定通り進められていると認められた場合「良」とし、研究姿勢も含めた総合的観点において高い研究結果の作品や成果が認められたものを「優」とする。さらにその中で独自性を表し、追随がない程の作品や成果をあげたものについて「秀」と認定する。
教科書等 随時提示する。
担当者プロフィール 志水 児王(造形・インスタレーション等) 643研究室
釣谷 幸輝(版画) 645研究室及び版画工房
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 個展やグループ展などを前提とした、大作や連作を制作するための環境を用意して、実践的な指導を含む面談を行いながら、各自の研究課題の解決が図られるようにする。
アクティブ・ラーニング PBL(学習者が自ら問題を発見し、設定した課題を解決しながら学ぶ)、TBL(少人数チーム学習により、グループで共同して互いに教えあう能力を鍛える)
キーワード 造形・インスタレーション / 版画
備考