科目名 彫刻研究AU
単位数 8.0
担当者 代表教員 芸術学研究科 准教授 田中圭介
担当教員 芸術学研究科 講師 今野健太
履修時期 通年
履修対象 造形芸術専攻彫刻研究2年
講義形態 実習
講義の目的 彫刻研究ATで学んだ彫刻的要素をもとに作品制作をすることで、さらなる展開と探求を進め、室内や野外の空間における彫刻の効果的な在り方を探り、個性ある彫刻表現の確立を目指す。講評時に、作品についてのプレゼンテーションを行うことで、作品だけでなく言語やその他の資料を用いて自身の考えを他者に伝える能力を養う。
到達目標 独自のテーマや独創的な表現方法の確立と、作品発表の方法に至るまでを考慮に入れた研究・制作をおこない、彫刻家として社会と関わる能力を獲得する。
受講要件 造形総合研究彫刻研究ATを履修し終えていること。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため
事前・事後学修 古典から現代までの芸術や彫刻についてのリサーチ、及び社会における芸術や彫刻のあり方について独自の研究を怠らないこと。
社会に出て、創作者として活動するイメージを強く持ち、そのための準備を進めること。
講義内容 [前期]
・ 導入、概要説明( 彫刻研究AU、BIIクラス合同)
・ 研究・制作の進め方について、彫刻研究ATでの研究・制作をもとに担当教員の個別指導を受け、内容について精査し方針を再確認する。
・ 各自の研究計画に従い研究・制作を進め、適時担当教員に進捗状況を報告するとともに、個別指導を受ける。
・ 1、2時限の授業時間に、選択制でモデルをつかっての等身人体などの塑像の制作をおこなうことが出来る(432彫刻アトリエ)。
・ 前期終了時には作品、ポートフォリオ、資料をまとめ結果報告をすると共に、彫刻研究AU、BIIクラス合同講評会をおこなう。 
 その中で進捗状況の確認とともに前期の反省をおこない、後期の研究・制作内容について精査する。

[後期]
・ 各自の研究計画に従い研究、制作を進め、適時担当教員に進捗状況を報告するとともに、個別指導を受ける。
・ 1、2時限の授業時間に、選択制でモデルをつかっての等身人体などの塑像の制作をおこなうことが出来る(432彫刻アトリエ)。
・ 後期終了時には作品、ポートフォリオ、資料をまとめ2年間を通した結果報告をすると共に、彫刻研究AU、BIIクラス合同講評会をおこなう。その中で修了作品展の展示作品・内容を決定する。
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度10%
研究、制作内容90%
教科書等 個別指導の中で必要に応じ担当教員が提示する。
担当者プロフィール 田中圭介:主に木を素材に彫刻を制作。歴史的、風土的、個人的な、木と人間の関係を軸として、認識と実在をテーマに彫刻表現の可能性と人間の普遍性を追求している。
研究室:芸術学部棟5階 542研究室

今野健太:人間が根源的に持つ存在への不安や不確かさをテーマに、石を素材とした彫刻制作を通して人が人のかたちをつくるという事の研究を行っている。
研究室:芸術学部棟5階 543研究室
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 個別ミーティング
中間チェック
講評会
アクティブ・ラーニング PBL、プレゼンテーション、調査活動、振り返り
キーワード 彫刻制作、修了制作、博士前期課程2年
備考 対面授業を予定していますが、感染症拡大等によりオンライン授業に移行する可能性があります。