科目名 造形計画研究T
単位数 8.0
担当者 教授:笠原浩、永見文人、吉田幸弘、納島正弘、大塚智嗣
准教授:野田睦美、中村 圭、内堀 豪、青木伸介、藤江竜太郎
講師:城井文
履修時期 通年
履修対象 1年次
講義形態 実習
講義の目的 領域の教育・研究の主軸である「高次元の生活文化の創造」を基盤に据え、デザイン分野、工芸分野、および理論分野の各分野が制作および研究内容の成果の充実と質の向上を目的とし、制作および研究を行う。
提出した研究計画をもとに、制作,研究方法について担当教員に個別指導を受ける。また、造形計画研究における全担当教員による総合指導(前期後半1回、後期後半1回の計2回)を受ける。
<視覚造形> 視覚伝達デザインを中心に造形計画研究の総合的な研究を行う。
<立体造形> 生活のなかのプロダクトデザイン、社会的な立体造形の領域を中心に造形計画の総合研究を行う。
<映像メディア造形> 情報機器の多様な手法・表現を用いて、旧来の芸術表現との連携、融合を図り先進的な表現へと展開する能力
           を養うことを目的とする。
<金属造形> 各自の研究テーマを明確にし、自己の作品制作の方針において、新たな問題提起と解決能力を養う。
<染織造形> 個々の研究テーマを深く探究し作品のコンセプトを確立させ、同時に作品の完成度を高める。また、染織造形の作品を
       中心に現代の美術の動向を把握し、自身の作品を客観的に捉える能力を身につける。
<漆造形> 漆造形を中心に造形計画研究の総合的な研究を行う。
到達目標 次代の文化芸術を創造するために、柔軟に想像したものを論理的に構想することができる。
(思考力)
創作過程における問題に対して、効果的な解決策を見出すことができる。
(判断力)
作品と言葉によって、創作に込めた自らの考えを的確に他者や社会に伝えることができる。
(表現力)
受講要件 計画性を持って積極的に研究に取り組むことが望ましい。
履修取消の可否
履修取消不可の理由 必修科目のため。
事前・事後学修 各自の研究テーマに沿って充分な調査と、資料収集を行なう。
進捗状況に応じて必要となってくる調査や技術的問題等を解決するための施策を実践する。
教員、学生間での意見交換を積極的に行い、常に課題を整理し研究ノートとして記録を取る様にする。
他の学生の研究にも興味を持つようにする。
講義内容 視覚造形、立体造形、映像メディア造形、金属造形、染織造形、漆造形の各専門分野における造形計画研究の総合的な研究を行う。

【前期】
1週?5週  研究計画のプレゼン、研究計画の見直しと調整、研究課題の整理,調査
6週?14週   研究の推進,
15週    造形計画研究全担当教員による「総合指導1 : 研究成果プレゼンテーション(中間発表)/1?2年合同」

【後期】
16週?29週 研究の推進
30週   造形計画研究全担当教員による「総合指導2 : 研究成果プレゼンテーション(最終発表)/1年単独」
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 下記の1、2の評価を合わせて総合評価とする。

1. 前期1回・後期1回の「総合指導」への出席と、研究計画基づいた研究報告(プレゼンテーション)及び、授業への取組姿勢の評価:
 30%
2. 前期1点、後期1点の作品または、成果物(ポートフォリオ、研究レポートなど)の評価:70%
教科書等 <視覚造形> 適宜、必要に応じて資料提供、資料収集の指導を行う。
<立体造形> 随時、図書館、スタジオなどでガイダンスを実施し、資料の紹介と提供をおこなう。
<映像メディア造形> 各制作に応じて参考資料等、随時配布又は紹介する。
<金属造形> 適宜、必要に応じて資料提供、資料収集の指導を行う。
<染織造形> 各々の課題に応じて参考資料等、随時配付又は紹介する。
<漆造形> 適宜、必要に応じて資料提供、資料収集の指導を行う。
担当者プロフィール <視覚造形> 納島正弘(グラフィックデザイナー/芸術学部棟3階 342室)、中村 圭(デザイナー/芸術学部棟3階 323室)
<立体造形> 吉田幸弘(デザイナー/芸術学部棟3階 345室)、藤江竜太郎(作家/芸術学部棟3階 344室)
<映像メディア造形> 笠原浩(映像メディアデザイナー/芸術学部棟3階 332室)、城井 文(アニメーション作家/芸術学部棟3階
341室)
<金属造形> 永見文人(金属造形作家/芸術学部棟3階 324室)、内堀 豪(金属造形作家/芸術学部棟3階 322室)
<染織造形>野田睦美(織作家/芸術学部棟3階 346室)
<漆造形> 大塚智嗣(漆芸作家/芸術学部棟3階 343室) 、青木伸介(漆芸作家/芸術学部棟3階 320室)
講義に関連する実務経験 実務経験あり
課題や試験に対するフィードバック 年2回の総合指導(前期後半1回、後期後半1回)と作品展示で個々について講評を行う。
講評の中で、課題作品に対しての評価のポイント等を具体的に示しフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニング 各自の作品制作の研究テーマに従って実行した、調査・研究成果を年2回のプレゼンテーションにて発表する事で、教員始め他学生の意見を聞き、討議することで今後の制作研究の糧とする。
キーワード デザイン、工芸、プレゼンテーション、創作、社会、生活、文化
備考