科目名 現代美術史特講
単位数 2.0
担当者 准教授 石松 紀子
履修時期 通年
履修対象 1・2年次
講義形態 演習
講義の目的 人新世といわれる今日において、現代アートとエコロジー、あるいはエコゾフィーの関係性について考えながら、現在の美術状況を理論的・歴史的・社会的な視点をもって検討することができるようになる。
到達目標 現代アートとエコロジーの関係性について理解することができる。(知識)
現在の美術状況を理論的・社会的・歴史的な視点をもって思考することができる。(思考力)
受講要件 特になし。
履修取消の可否
履修取消不可の理由
事前・事後学修 事前に指定されたテキストを読み、自分の考えをまとめる。
講義内容 各講義で文献を読み検討を加えていく。参加者は学期中に数回は発表を担当する。

1. イントロダクション
2. 山本浩貴「エコロジーの美術史」
3. 四方幸子「道標:思想の源流を遡る」
4. フェリックス・ガタリ『三つのエコロジー』1
5. フェリックス・ガタリ『三つのエコロジー』2
6. フェリックス・ガタリ『三つのエコロジー』3
7. 四方幸子「創発へ:アートコモンズ展望」
8. 山本浩貴「美術史の脱人間中心化」
9. 長谷川祐子「まごつき期の芸術とキュレーションの役割」
10. 篠原雅武「日常の亀裂/亀裂の未来」
11. 石倉敏明「「地表空間」をめぐる旅と創造」
12. ブリュノ・ラトゥール『社会的なものを組み直す』1
13. ブリュノ・ラトゥール『社会的なものを組み直す』2
14. ブリュノ・ラトゥール『社会的なものを組み直す』3
15. まとめ
期末試験実施の有無 実施しない
評価方法・基準 授業参加度30%
レジュメ作成&プレゼンテーション70%
教科書等 フェリックス・ガタリ『三つのエコロジー』(平凡社、2008年)
ブリュノ・ラトゥール『社会的なものを組み直す:アクターネットワーク理論入門』(法政大学出版局、2019年)
四方幸子『エコゾフィック・アート?自然・精神・社会をつなぐアート論』(フィルムアート社、2023年)
長谷川祐子『新しいエコロジーとアート』(以文社、2022年)
山本浩貴『ポスト人新世の芸術』(美術出版社、2022年)
担当者プロフィール
講義に関連する実務経験
課題や試験に対するフィードバック 授業中にプレゼンテーション等についてフィードバックする。
アクティブ・ラーニング プレゼンテーション、ディスカッション
キーワード 現代アート、人新世、エコロジー、エコゾフィー、アクターネットワーク理論
備考